日本語はひとりでは生きていけない

個数:

日本語はひとりでは生きていけない

  • ウェブストアに23冊在庫がございます。(2025年07月24日 11時03分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797674637
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本語は、なぜ今の日本語なのか?
『古事記』から、村上春樹の小説まで
漢字(中国)と英語(欧米)の狭間に揺れる日本語の本質に迫る。

明治維新後、英語を国語にしようとした日本の初代文部大臣、森有礼。
敗戦後、フランス語を国語に採用することを主張した文豪、志賀直哉。
そして現代、ロックの歌詞に日本語が乗りづらいことを指摘した桑田佳祐。

彼らの感じた日本語への違和感の正体を探るため、著者は日本語をそのルーツから辿っていく。
ヤマト王権における漢字の導入、漢文の公用化、さらに『古今和歌集』『平家物語』『梁塵秘抄』など古典文学から、アメリカ語の影響下で新たな文体を獲得した村上春樹など現代の小説、J-POPの歌詞まで。
日本語の歴史は、漢字への原点回帰と反発、英語への憧憬と揺り戻しという相克の歴史だった。日本語はいつも上位言語を欲してきたのだ。
移ろいゆく世界に対応し、今も変化し続ける融通無碍な日本語の来歴に迫る。

目次より

序 章 「勝手にシンドバッド」の衝撃
第一章 国語をフランス語に
第二章 国語を英語に
第三章 古代日本の選択と「日本語」の宿命
第四章 「和魂漢才」の古代日本
第五章 日本初の言文一致文体
第六章 「真名」&「仮名」コンビ結成
第七章 「話し言葉スタンダード」の登場
第八章 どこまでが「日本語」?
第九章 「標準」争奪戦
第一〇章 正書法と「やまとだましい」
第一一章 シンクロニシティ一九七八
終 章 「あそび」の未来――「歌謡」とともに

(プロフィール)
大岡 玲 おおおか あきら
作家。東京経済大学教授。1958年、東京都生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語科修了。著書に『たすけて、おとうさん』(平凡社)、『不屈に生きるための名作文学講義』(ベスト新書)、『一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本』(日刊現代)などの著書、訳書に『ピノッキオの冒険』『今昔物語集』(共に光文社古典新訳文庫)がある。


【目次】

内容説明

日本語は、いつも上位言語を欲してきた。日本語の歴史は、漢字への原点回帰と反発、英語への憧憬と揺り戻しという相克の歴史だ。ヤマト王権における漢字の導入と漢文の公用語化から始まり、『古今和歌集』『平家物語』『梁塵秘抄』など数多くの古典を検証し、英語やフランス語を国語にしようとした森有礼や志賀直哉の真意に迫る。そして現代。アメリカ語の影響下で新たな文体を獲得した村上春樹、歌詞に日・英・仏・インドネシア語を織り交ぜる桑田佳祐…。その時々の中国・欧米との距離感に即して今も変化し続ける、融通無碍な日本語の魅力を語る。

目次

序章 「勝手にシンドバッド」の衝撃
第一章 国語をフランス語に
第二章 国語を英語に
第三章 古代日本の選択と「日本語」の宿命
第四章 「和魂漢才」の古代日本
第五章 日本初の言文一致文体
第六章 「真名」&「仮名」コンビ結成
第七章 「話し言葉スタンダード」の登場
第八章 どこまでが「日本語」?
第九章 「標準」争奪戦
第一〇章 正書法と「やまとだましい」
第一一章 シンクロニシティ一九七八
終章 「あそび」の未来―「歌謡」とともに

著者等紹介

大岡玲[オオオカアキラ]
作家。東京経済大学教授。1958年、東京都生まれ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

manabukimoto

3
Podcast「ゆる言語学ラジオ」で知った本。 目から鱗の連続。日本語を改めて深く考えるきっかけとなる。 近代に於いて国語を英語に(森有礼)、フランス語に(志賀直哉)、漢字廃止(前島密)など、知識人・文豪にボコボコに否定された日本語。 古来、漢文訓読という数奇な方法を取り入れながら辿り着いた日本語。 1978年村上春樹が創った「ちょっとまわりくどい湿り気をたっぷり含んだ情緒的言い回し」の新しい日本語。 普遍語、現地語、国語。普遍語として日本語があり続ける為の歌の力。 桑田佳祐とルー大柴の偉大さを知る。 2025/07/02

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/d039e94c-771b-46ae-9874-354723e06c80 2025/07/20

志村真幸

1
 日本語というものが、いかに外国の言葉の影響を受け、揺らぎつつも成立してきたかを大胆に論じた一冊だ。  とくに焦点となっているのは明治期。フランス語や英語を公用語にしようとする運動が進められ、また言文一致体が成立していく。日本語というものが、大きく姿を変えた時期なのである。しかし、どれほど変わっても、日本語は日本語であるところが不思議だ。  大岡さんの日本語への愛ともどかしさが伝わってくる。  まじめな研究書でもありつつ、著者のアクロバティックな日本語への思い入れの強さを楽しむべき一冊でもあるだろう。 2025/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22680181
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品