宝塚少女歌劇、はじまりの夢

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宝塚少女歌劇、はじまりの夢

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797674248
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

100年以上続く宝塚歌劇の第1回公演が行われたのは、大正3年(1914)のこと。大正7年に創刊され、いまも刊行されている雑誌「歌劇」に投稿された読者や文筆家、演劇関係者の率直な声、そして舞台に立っていた「生徒」たちの初々しい言葉を丹念に読み取り、創生期ならではの宝塚少女歌劇の熱気と、大正という時代の息吹を生き生きと蘇らせる!
当時の絵葉書やプログラムも掲載し、宝塚ファンも、そうでない人も興味深く楽しめる内容。少女たちが演じる温泉場の余興はいかにして大人気を博し、100年以上愛される魅力を得たのか。

阪急東宝グループの創業者、小林一三が設立した宝塚少女歌劇。当初は、乗客誘致のために開発した温泉場の屋内プールを板で覆って、劇場にしていた。生徒たちが舞台で笑ったり私語をしたりして、観客動員に苦労したこともあったが、やがて評判が評判を呼び、人気が過熱していく。
「歌劇」の投稿欄には、演目や演技だけでなく、観客・劇場側双方のマナーの悪さ、チケット予約方法の不備について、歯に衣着せぬ言葉が躍る。
舞台では、男役も長い髪を被り物で隠していた。ファンは主に男性で、混雑緩和のために2部制を導入し、今に続く「組」が生まれる。男性団員を入れることが検討されたり、結婚後もしばらく舞台に立っている生徒がいたりした。
運動会の賞品の買い物で値切ったとか、寄宿舎の部屋でゆで卵を作って失敗したなどの日常生活も生徒たちの手記から再現する。
劇場の火災と再建、過労で倒れる生徒たち、関東大震災で劇場を失った東京の歌舞伎の一座の公演が宝塚の舞台で開催されたこと、小林一三の知られざるエピソードなども詳述。
大正時代の宝塚少女歌劇の放つ魅力がリアルに感じられる1冊。

赤江珠緒さん(フリーアナウンサー)推薦!
「時空を超えて100年前のタカラヅカの折々を浮かび上がらせた
著者の宝塚愛に脱帽!」


【目次より】
第1章 パラダイス劇場と公会堂劇場
第2章 組の誕生とファンさまざま
第3章 作家と作品
第4章 音楽歌劇学校そして火事
第5章 松竹と少女歌劇いろいろ
第6章 高砂松子
第7章 生徒たちの日常
第8章 関東大震災と市村座
第9章 大劇場完成
第10章 小林一三

小竹 哲(こたけさとし)
1964年、三重県四日市市生まれ。京都大学文学部卒。大阪の朝日放送で浪曲番組、アニメ番組、クラシックコンサートなどを担当し2019年退職。昭和の「ベルばらブーム」以来の宝塚ファン。1983年春より大劇場公演はほぼ全公演観劇。宝塚歌劇に関する論考、公演評、エッセイの雑誌などへの寄稿多数。

内容説明

宝塚少女歌劇が生まれた大正時代、雑誌「歌劇」に掲載された読者や文筆家の率直な声、「生徒」たちの初々しい言葉の数々…。本書はそれらを丹念にすくい取り、創生期ならではの熱気と、時代の息吹を生き生きと蘇らせた!当時の絵葉書や、プログラムも掲載。“温泉場の余興”はいかにして大人気を博し、一〇〇年以上愛される魅力を得たのか―。

目次

第1章 パラダイス劇場と公会堂劇場
第2章 組の誕生とファンさまざま
第3章 作家と作品
第4章 音楽歌劇学校そして火事
第5章 松竹と少女歌劇いろいろ
第6章 高砂松子
第7章 生徒たちの日常
第8章 関東大震災と市村座
第9章 大劇場完成
第10章 小林一三

著者等紹介

小竹哲[コタケサトシ]
1964年、三重県四日市市生まれ。京都大学文学部卒。大阪の朝日放送で浪曲番組、アニメ番組、クラシックコンサートなどを担当し、2019年退職。昭和の「ベルばらブーム」以来の宝塚ファン。1983年春より大劇場公演はほぼ全公演観劇。宝塚歌劇に関する論考、公演評、エッセイの雑誌などへの寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mc6ρ助

17
爺さまはいわゆる活字中毒のたぐいとの自覚はある。とはいえこの宝塚歌劇団の機関紙「歌劇」の主に投書欄から抜き出した話題の数々、読む手が止まらないのは不思議としか言いようがない。美は細部に宿るのか、はたまた、単なる出歯亀趣味の発露に過ぎないのか?ほぼ戦前のトピックスなのでこれだけ面白く読んでも宝塚へ行くドライビングフォースにはならないところがリッパなような残念なような。でもこの本は誰かに人にお勧めはしたくなる今年の何冊かの一冊でありました。2023/07/04

志村真幸

0
 本書は、雑誌『歌劇』の読者投稿欄である「高声低声」から、宝塚の創始期の雰囲気をのぞきこもうとした一冊だ。歌劇団のよちよち歩きを支えた温かいファンの姿もあるし、気の抜けた演技への叱咤もあり、歌舞伎をやったり男性を加えようとしたときの強烈な反発も見えてくる。  そうした声に導かれつつ、宝塚歌劇が発達してきたことがよくわかる。  同時に見えてくるのは、小林一三のしたたかな企業家としての姿だ。歌劇団の進むべき方向をファンの反応を頼りに模索しつつも、強引な手段をとって無理矢理発展させていったのが浮き彫りになる。2023/03/24

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