出版社内容情報
2020年1月末、武漢からの帰国者793名を受け入れて検査、ダイヤモンド・プリンセス号乗客乗員の隔離、検疫、治療と、新型コロナウイルスが日本に上陸以来、常に新型コロナ対策最前線で治療、研究、対策に取り組んでいる国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(NCGM)。
メディアでもおなじみの、東京都のアドバイザーでもある大曲貴夫医師(NCGM国際感染症センター長)、忽那賢志医師(前NCGM国際感染症センター医長)らが、「未知の感染症」との闘いを同時進行で語り、収束までのロードマップを示す。コロナ禍の実像、医療現場の舞台裏が明らかに。
●日本のコロナ医療の方向性を実践で示し続けているのが、国立国際医療研究センター。その取り組みを、現場の医師たちが、克明に語る。
●今後の感染症対策の道しるべとなる医療現場の記録。
【著者略歴】
国立国際医療研究センター(NCGM)。明治元(1868)年、兵隊仮病院として設立。明治6(1873)年、陸軍本病院と名称変更。戦後は厚生省に移管され、国立東京第一病院として再出発。2015年より国立研究開発法人に属し、国立国際医療研究センター(NCGM)となる。アジア・アフリカ諸国を中心とした国際医療協力、エイズ・感染症・免疫疾患・がん・児童精神医療などをはじめとする総合病院機能、ゲノム医療・高度先端医療などの研究機構と3本の柱を持つ研究開発法人。
内容説明
新型コロナウイルス=COVID‐19が、日本に上陸した当初から、常に、感染対策、治療、治験のうえで、この「未知のウイルス」と最前線で対峙してきた国立国際医療研究センター(NCGM)の医療従事者たち。一〇〇年に一度のパンデミックとの闘いを、一〇〇年後の世に残したい―。そんな思いから生まれた七〇〇日間の記録。
目次
はじめに 経験を記録に残すことの意味
第1章 帰還―武漢チャーター便とクルーズ船対応
第2章 水際―ダイヤモンド・プリンセス号現場報告
第3章 実像―臨床現場から見る新型コロナウイルスの正体
第4章 最前線―押し寄せる感染拡大の波と「総力戦」
第5章 変異―ウイルスはなぜ変異するのか
第6章 教訓―第五波との闘いから何を学んだのか
あとがき 一〇〇年に一度のパンデミックと対峙して
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