ボーダー―移民と難民

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797674026
  • NDC分類 369.38
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ウクライナ難民で始まった話ではない。
ミャンマー、スリランカ、イラン、アフガニスタン、そしてアフリカの国々から……。
命からがら、日本にたどり着いた人たちを、
私たちは、どう受け入れてきたのか?

『エンド・オブ・ライフ』でYahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子の受賞後第一作。

かつて日本語教師として在留外国人と接してきた作家が、人間の心の奥に潜むボーダー(境界)に迫る。
ウィシュマさん死亡事件で一躍注目を浴びた日本の入管・難民問題を、独自の視点で追ったノンフィクション。
難民の受け入れ、入管の改善のために四半世紀にわたり闘い続ける「難民弁護士」児玉晃一。
その奮闘の日々を、現在入管に収監されている在留外国人の取材とともに綴る。
構想から10年。ノンフィクションの旗手、佐々涼子の新たなるライフワーク。


(目次より抜粋)
i 泣き虫弁護士、入管と闘う
私たちを助けてくれるの?
断末魔
囚われの異邦人
馬でもロバでも
アフガニスタンから来た青年
国会前の攻防
ii 彼らは日本を目指した
サバイバル・ジャパニーズ
看取りの韓国人
フィリピンの卵
ハノイの夜
赤い花咲く頃
iii 難民たちのサンクチュアリ
クリスマスイブの仮放免者
難民たちのサンクチュアリ
リヴィのカレー
人の中へ



佐々涼子(ささ りょうこ)
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス! 第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など9冠。2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞に輝いた。『エンジェルフライト』は、米倉涼子主演で連続ドラマ化、2023年春にアマゾンプライムビデオで配信予定。

内容説明

憧れの国にたどり着いた人たちを、私たちは、どう受け入れてきたのか。

目次

1 泣き虫弁護士、入管と闘う(私たちを助けてくれるの?;断末魔;囚われの異邦人 ほか)
2 彼らは日本を目指した(サバイバル・ジャパニーズ;看取りの韓国人;フィリピンの卵 ほか)
3 難民たちのサンクチュアリ(クリスマスイブの仮放免者;リヴィのカレー;人の中へ)

著者等紹介

佐々涼子[ササリョウコ]
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞などに、2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

148
佐々涼子は戦うノンフィクション作家。死、差別、本書では難民問題ー。扱うテーマは常に"重い"。だが後ろめたい罪悪感や無力感を読み手に与えるのではなく、簡単ではない諸問題のどこかしらに"希望"を見いださせる。彼女は無知を隠さず取り繕わない。偏見を持ってしまう自己を省察し、それを取り除く努力をしながら弱者や困窮者に真摯に寄り添おうとする。その姿勢からは今を生き、未来に顔を上げる強さと、他を感化する強い力をもらえる。国の狭間で苦境に陥っている多くの人々の知られざる現実には憤りしかない。これじゃ駄目だろ、日本人!2024/01/24

モルク

137
あぁ何て私は無知だったのだろう。移民と難民彼らの立場を何一つ理解していなかった。いや、理解しているつもりだった。スリランカ人のウィシュマさんが適切な治療を受けられず亡くなった事件で日本の入管の状況を知っているつもりになっていた。難民申請の僅か0.7%しか認定されないなんて。国に帰れば命の危険がある人ばかり、それがなぜ…酷い環境の中の留置生活。弁護士になりたての頃から20年以上彼らに手を差しのべ向き合ってきた児玉弁護士、有川事務局長には頭が下がる。鎌倉のセンターでの生活、回りの援助、涙の中に希望が見えた。2024/03/01

アキ

132
「また入管で誰か死んだらしい」それが名古屋入管スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリだった。SNSで拡散しマスコミも取り上げた。しかし入管の人権を蔑ろにした暴力、劣悪な環境での監禁はすでに20年以上前からあった事実を知る。日本の難民認定率は1%以下。海外では、カナダなどは50%を超える。「日本が難民条約に加入して40年間で、難民として認められたのは、わずか900人弱。国連から人権条約違反、国連憲章違反との批判に耳を貸さず、今も難民を長期収容している」問われているのは政府だけでなく、私を含めすべての日本人。2023/03/19

のぶ

130
佐々さんの新刊は日本への移民や難民の問題について、入管と技能実習生の2つの側面から迫ったノンフィクションだった。入管での事件やそれに伴う人の扱いについて、報道されているのである程度知っているつもりだったが、実態は想像をはるかに超える過酷な状態で呆然としてしまった。自由で平和な日本でこんなひどい事が起こっている事実は初めて知った。佐々さんは本作のテーマを取材するにあたって、自身での実体験と綿密な調査で徹底して問題を炙り出している事に敬意を表したい。難民問題での報道に対して今後の視点が変わった。2023/01/30

おしゃべりメガネ

126
とにかく壮絶な一冊。ノンフィクション本大賞受賞作家佐々さんの綴る作品だけに、そう緩いモノではないコトを予想はしてましたが、予想を遥かに上回るシリアスさでした。とにかくあらゆる矛盾、憤りが胸を貫き、ページを捲るたび、苦しさが溢れます。平和が当たり前なここ日本において「難民」のなんたるかを今一度もっともっと世間が理解、認知すべきですね。救われない、報われない難民の彼らの言い様のない壮絶な暮らしの中において、彼らを1日でも早く、1人でも多く救おうとする姿に涙が止まりません。アルペ難民センターの話、泣けました。2023/06/17

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