炎上案件 明治/大正ドロドロ文豪史

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炎上案件 明治/大正ドロドロ文豪史

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673944
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

名作の陰に炎上あり!
不倫、DV、薬物、同性愛、毒親、なんでもあり、炎上文豪オールスター大集結! 
文豪たちは苦しみ、悶え、それらを作品として昇華させた。
文豪たちのあの作品はこうして生まれたのだ!
ドロドロの中でこそ文学はきらめく。彼らの「炎上キーワード」をひもとき、その言葉を使わざるを得なかった彼らの人生の一時期を紹介。
彼らの知られざる一面に触れる時、文学の面白さは格段にアップする。

【目次より】
●炎上案件1 太宰治と「憤怒」/見苦しいほどの功名心と金欠
●炎上案件2 島村抱月と松井須磨子の「逢う」/劇作家との愛を演じ切った女優の縊死
●炎上案件3 国木田独歩の「恋」/真面目で一途な独歩が二度の結婚で知ったこと
●炎上案件4 田山花袋と永代美知代「噂」/『布団』で人生が狂ったヒロインのモデル
●炎上案件5 与謝野晶子の「晦渋(かいじゅう)」/師への激しい恋心を読んだ女性たち
●炎上案件6 有島武郎の「希う」/『惜しみなく愛は奪ふ』波多野秋子との無理心中
●炎上案件7 鈴木三重吉の「腐れ縁」/飲めば暴れる三重吉と二番目の妻・らく子
●炎上案件8 らいてうへの紅吉の「赦(ゆる)し」/カミングアウトした同性愛
●炎上案件9 漱石の長女と久米正雄の「機」/筆子をめぐる久米正雄と松岡譲の恋愛事件
●炎上案件10 北原白秋の「謬(あやま)る」/隣家の人妻との道ならぬ関係
●炎上案件11 石川啄木の「成心」/借金王啄木が求めたもの
●炎上案件12  川端康成の「眠り」/川端の死は自殺だったのか事故だったのか
●炎上案件13 森鴎外の「瑕瑾(かきん)」/「舞姫」の小さなキズとは何か
●炎上案件14 夏目家の「贅沢」/漱石の生前没後の経済
●炎上案件15 三島由紀夫の「誇示」/ひた隠しにした出自のコンプレックス
●炎上案件16 伊藤整の「猥褻」/『チャタレイ夫人の恋人』はエロ本か文学作品か
●炎上案件17 永井荷風の「累」/父親への嫌悪から選んだ生き方
●炎上案件18 徳富蘆花の「絶交」/偉大な兄・蘇峰との確執
●炎上案件19 山田美妙の「窃(ひそ)かに」/文壇をリードした美妙の惨めな最期
●炎上案件20 島崎藤村の「別離」/教え子との実らなかった恋

【著者プロフィール】山口謠司(やまぐち ようじ) 大東文化大学文学部中国文学科教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。1963年、長崎県生まれ。大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。著作多数。『日本語を作った男 上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で第29回和辻哲郎文化賞受賞。

内容説明

太宰治の恨み、三島由紀夫のコンプレックス、石川啄木の金、田山花袋のフェチ…など、炎上文豪オールスター。

目次

太宰治の憤怒―見苦しいほどの功名心と金欠
島村抱月と松井須磨子の逢う―劇作家との愛を演じ切った女優の縊死
国木田独歩の恋―真面目で一途な独歩が二度の結婚で知ったこと
田山花袋と永代美知代の噂―『蒲団』で人生が狂ったヒロインのモデル
与謝野晶子の晦渋―師への激しい恋心を詠んだ女性たち
有島武郎の希う―『惜みなく愛は奪う』波多野秋子との無理心中
鈴木三重吉の腐れ縁―飲めば暴れる三重吉と二番目の妻・らく子
紅吉へのらいてうの赦し―カミングアウトした同性愛
漱石の長女と久米正雄の機―筆子をめぐる久米正雄と松岡譲の恋愛事件
北原白秋の謬る―隣家の人妻との道ならぬ関係
石川啄木の「成心」―借金王啄木が求めたもの
川端康成の「眠り」―川端の死は自殺だったのか事故だったのか
森〓外の「瑕瑾(かきん)」―「舞姫」の小さなキズとは何か
夏目家の「贅沢」―漱石の生前没後の経済
三島由紀夫の「誇示」―ひた隠しにした出自のコンプレックス
伊藤整の「猥褻」―『チャタレイ夫人の恋人』はエロ本か文学作品か
永井荷風の「累」―父親への嫌悪から選んだ生き方
徳冨蘆花の「絶交」―偉大な兄・蘇峰との確執
山田美妙の「窃(ひそ)かに」―文壇をリードした美妙の惨めな最期
島崎藤村の「別離」―教え子との実らなかった恋

著者等紹介

山口謠司[ヤマグチヨウジ]
1963(昭和38)年、長崎県佐世保市に生まれる。大東文化大学文学部中国文学科教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。イラストレーター、書家としても活動。『日本語を作った男 上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で第29回和辻哲郎文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

44
取り上げられている作家は明治以降の一度は聞くような文豪達だけど、皆私生活はだらしない。2023/06/08

ALATA

32
破天荒。まさに時代の寵児たる明治・大正の文豪の生きざまに驚くばかり。教職につき教え子に手を出す「与謝野鉄幹」、妻子ありながら人妻と不倫に走る「有島武郎」、ドロドロした愛欲の日々を送る「平塚らいてう」。文学史の名を遺すものは本能の赴くまま行動することで名作を書き上げたんですねぇ★3※芥川賞を渇望する太宰治、ノーベル文学賞候補となった三島由紀夫は志半ばで逝去。無念。2022/03/22

べあべあ

6
ナイス、どろどろっぷり。半分くらいは知っているエピソードでしたが、それでも面白く読めました。太宰や三重吉のダメっぷりはそのまま小説になりそう。有島武郎が自死した理由は結局はよくわかりませんが、”残念ながら、秋子は武郎に書く力を与える存在ではなかった”というのは、まったくそう。残念でありますが、だから彼女を選んだんだろうな、とも思います。2022/09/04

ちびたぬき

5
文豪とは決して清らかな生き方はしていない。だからこそ私たちの心を打つ作品を書くことができる。しかし、思った以上にドロドロしてました。鈴木三重吉がショックでしたね。2021/05/12

ゆなし

5
こんな切り口もあるのか〜と思いながら手に取った。思ったよりも考察がしっかりしていて読み応えがありました。DV系はちょっと、本当に昔の男尊女卑の流れなんだろうけど、吐き気がしました。 石川啄木のクズっぷりは、私の嫌いな感じ。。。借金をして贅沢をして、借金は返さず、自分の貧困を他人のせいにする。。。クズ〜〜〜〜〜〜〜!!!だけど、「一握の砂」は天才の著作だと思ってる。2021/04/27

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