一億総貧困時代

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一億総貧困時代

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673388
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困日本」の構造を、当事者たちへの取材を通して克明かつ平易に提示。「自己責任」大国日本の異様で身近な現実を浮き彫りにする。




雨宮 処凛[アマミヤカリン]

内容説明

性的虐待の果て、父親の子どもを産んだ女性。長年の介護生活の果て、両親とともに死のうと川に車で突っ込み、娘だけが生き残った「利根川一家心中事件」。介護離職から路上へ、そして支援者となった男性―。奨学金、ブラック企業、性産業、そして原発事故や外国人労働者問題など、現代のこの国に潜む、あらゆる「貧困」に斬り込んだ渾身の一冊。

目次

「お父さんの子どもを産みました」―虐待の末、路上に辿り着いた女性
子どもの虐待と“貧困”―見えない孤立と声なきSOS、その傍らで
介護離職から路上へ、そして路上から支援者へ―親の介護から人生が一変して
「生き残ったのが、父じゃなくて私で良かった」―“利根川一家心中事件”裁判傍聴で明らかになったこと
スーパーグローバルな「おせっかいおばちゃん」―この国で生きる外国人を支える人々
原発避難者の今―「原発はもう安全」というストーリーが生み出す“貧困”
学生が1600万円以上の借金を背負うシステム―奨学金破産1万人・日本の特殊な現状
“アリさんマークの引越社”、その「アリ地獄」的実態―剥き出しの悪意と人権侵害の企業で闘う
性産業はセーフティネットたり得るか―「風俗」と「福祉」を繋ぐ“風テラス”の試み
人の命を財源で語るな―“生存権裁判”が問いかけるもの
“相模原障害者施設殺傷事件”を受けて―“スーパー猛毒ちんどん”と、ALS患者たちの生きる実践
(座談会)それでも私たちは生きていく―30代男女に聞く「非正規労働者」の現在・過去・未来

著者等紹介

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。反貧困ネットワーク世話人。09年~11年まで厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員を務めた。著作に、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

36
スーパー猛毒ちんどんのライブ。強烈。でも綺麗事では済まない社会。本音がすごい。2017/08/02

うさうさ

25
「貧困」とひとくちに言ってもその背景は様々。本書では最新の事件も織り交ぜ、貧困に至る様々なケースを解説している。 冒頭の「お父さんの子どもを産みました」という幼き頃から性的虐待を受けてきた女性の言葉に戦慄し、脳が理解を拒む。 介護離職、奨学金地獄、貧困による一家心中… 貧困はみんなのすぐ側にあるんだと改めて思う。2017/08/19

阿部義彦

23
他人事でない貧困をキーワードに様々な現場をフィールドワークした雨宮処凛さんの勇気に敬服。1「お父さんの子どもを産みました」からショッキング!障害年金欲しさにまともな娘を障害者に仕立てあげて特殊学級に入れて性的虐待を尽す毒親!その他生活保護の問題、私が面白かったのは性産業で働く女性を支援する活動を始めた面々、法律に反する訳では無いし生活する為にやってる仕事を、もうこんな事しないよねー。と綺麗事を言うケースワーカーの多い事よ。「否定しない価値判断しないっていうのは、ソーシャルワークの基本なんですよ。」2017/03/04

磁石

22
色々と最悪すぎて、どこをどう手直しすればいいのかわからない、そもそも根幹から間違っていたのではないかとも思ってしまう……。こんな社会で唯一の利点は、過半数以上が『絶望』を痛感すること/冷徹な眼力が宿ること、生半な幻や快楽じゃもう引き落とせない所に来てしまった。革命や戦争なんて熱狂を引き起こせないほど、冷たく見放されている。もう生き残ることも記憶に残ることすら諦めている、線香花火、切り捨てたつもりが切り捨てられていた。もう謝罪は間に合わない、取り返しはやってくる……。2018/02/02

Artemis

10
福祉の世界では、こうあるべきという正しさが前面に出される。こうあるべき!の枠組みから外れてしまった人は、なかったことにされてしまう。その結果セーフティネットをすり抜けていく人が生まれ、臨機応変さは失われていく。このような状況で求められるのは、正しい、正しくないで判断することではなく、目の前にいる人に寄り添うこと。寄り添わないと本当の困りごとは見えないし、実態もわからない。支援する人もされる人も、一方通行では限界がある。  2019/02/27

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