出版社内容情報
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟で行われている、宇宙空間を漂う有機物や微生物の採集を試みる「たんぽぽ計画」の代表・山岸明彦が、宇宙生物学(アストロバイオロジー)を解説。
内容説明
国際宇宙ステーションで行われている「たんぽぽ計画」の研究者が生命の本質に迫る。
目次
第1章 宇宙に漂う「生命の種」を捕まえる
第2章 火星の生命探査
第3章 生命の星・地球
第4章 生命はどこで生まれたのか
第5章 DNAとRNA、タンパク質
第6章 太陽系内で地球外生命体が存在する可能性
第7章 地球外生命体に出会うことはできるか
著者等紹介
山岸明彦[ヤマギシアキヒコ]
1953年、福井県生まれ。1975年、東京大学教養学部基礎科学科卒業。1981年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。カリフォルニア大学バークレー校、カーネギー研究所植物生理学部門の博士研究員を経て、東京薬科大学生命科学部応用生命科学科教授。主な研究テーマは、「生命の初期進化とタンパク質工学」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おとん707
9
生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか?は私にとっても大きな関心事。そもそもこれを追求するには何を生命と定義するのかから入らなければ話は始まらない。本書はその最も根源的なところから紐解き、そこから生命の起源を辿っているが、現在の研究は昔のようにその痕跡を発見することが出発点でなく、まずあらゆる可能性を頭で考え、その裏付けを発見、ないしは実験で検証するという順序らしい。そのためにはあらゆる科学分野の頭脳が総動員される。その解明は地球外生命体の追求と切り離せない。そこまでも網羅した壮大な研究に心躍る。2025/09/25
jiangkou
5
他の人のレビューは不評だが生命の定義や生命誕生の可能性を分かりやすく考察しており面白い。地球の生命の系統がDNA遺伝の一系統しかないこと、生命誕生が海中というより鉱物、温泉などが豊富な場所で誕生したのではという考察、火星以外の惑星で恒星から離れた天体でも地球とは違う形ながら生命は存在しうる(水と有機物があり、宇宙線が防げれば生存できる生命はあるとのこと)など興味深い話が多かった。宇宙というより生命の起源などに興味ある人にはお勧めの本。オムニバス講座を補完する情報も追記されているそうで、深みもそれなり。2018/12/18
ティス@考える豚
3
中途半端。アストロバイオロジーか何か知らんけど、内容が学術的な参考書にするには初心者には不向きだし専門の学生からしたら大学受験で学ぶ程度の内容。著者が自身の興味と狭い了見のなかでしか文章を展開していないので中味がないし散らばってる。2016/01/25
K
3
著者達満足本w2015/11/28
こまち
1
著者達満足本w2017/02/17
-
- 和書
- さいごのおねがい




