出版社内容情報
英・露・ポーランド・日本語。全く異なる文化的背景から生まれた4ヶ国語を完璧にマスターした外国人作家が、比較言語論的な視点や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と可能性を説く!
内容説明
英・露・ポーランド・日本語。異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、比較言語論や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性を説く!
目次
第1章 言葉とは何か(言語は、一言語から新しい多言語へと分岐した;言葉は「敵」と「味方」を区別する道具になっていった ほか)
第2章 日本語は曖昧でもむずかしい言語でもない(日本語は、「世界言語」に最も向いている言語の一つである;日本語はむずかしいという神話はなぜ生まれたのか? ほか)
第3章 日本語―驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語(日本語は「かな」を足すだけで、別のニュアンスを加えられる;柔軟性のある日本語は他言語ほどの語彙を必要としない ほか)
第4章 世界に誇る美しい響きの日本語とは(言葉の「響き」とは何か;言葉の響きと意味の結合から生まれるイメージが、美しさの基準となる ほか)
第5章 「世界語」(リンガ・フランカ)としての日本語(かつての植民地化時代、その可能性はあった;もし日本語が植民地で国際語化していたら、日本語はどうなっていたか? ほか)
著者等紹介
パルバース,ロジャー[パルバース,ロジャー] [Pulvers,Roger]
1944年アメリカ生まれ。作家/劇作家/演出家。ハーバード大学大学院ロシア地域研究所で修士号を取得。ポーランド、フランスへの留学後、1967年よりほぼ半世紀を日本で過ごし、英・露・ポーランド・日本語の4カ国語をマスター。日本各地を旅し、日本と日本人の特質と独自性に驚嘆。大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』の助監督などを経て執筆活動を開始。宮沢賢治の作品の英語翻訳にも数多く携わり、その功績から第18回宮沢賢治賞(2008年)、第19回野間文芸翻訳賞(2013年)を受賞
早川敦子[ハヤカワアツコ]
1960年生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科教授。専門は20世紀から現代にいたる英語圏文学、翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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