日本国憲法の問題点

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日本国憲法の問題点

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797670523
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0032

内容説明

「アメリカ製憲法」は戦後日本に何をもたらしたか。

目次

第1章 失われた日本国憲法の精神
第2章 総理大臣なき国家・日本
第3章 「戦後教育」こそ、民主主義の敵
第4章 憲法を殺す官僚の大罪
第5章 日本人が知らない「戦争と平和」の常識

著者等紹介

小室直樹[コムロナオキ]
1932年、東京生まれ。京都大学理学部数学科、大阪大学大学院経済学研究科を経て、フルブライト留学生としてアメリカに渡る。ミシガン大学大学院で計量経済学、ハーバード大学大学院で心理学と社会学、マサチューセッツ工科大学大学院で理論経済学を学ぶ。帰国後、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程を修了。東京大学法学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさにい

7
僕自身は法学部を出ているので憲法が国に対する国民の権利(国に対して憲法を通じて義務を課している)だと当然のように思っていた。しかし、先日弟(理系)に憲法改正の真実という本を渡し、それを読んだ弟は目から鱗だと言っていた。弟は、なぜ学校教育でこのことを学習させないのかと言って、息子にこの憲法改正の真実を読ませると言た。確かに大学で憲法を習った時、高校までとは違うと思った。「日本国憲法の問題点」というこの本も、つまるところ立憲主義をまずは教育でしっかりと教育しないといけないと言っている。まさにその通りだと思う。2019/10/12

ykoro

4
日本国憲法の問題が第九条(戦争放棄)ではなく、第十三条(生命、自由、幸福追求の権利)であり、それが、民主主義の考え方を示したアメリカ合衆国独立宣言前文のパクリであり、憲法の急所であることが分かりやすく説明されている。全体としても、国民が理解していない観点からの問題提起が豊富で大変参考になった。このような教育が本来は学校でされるべきと考える。 2011/11/30

Masa

3
最近、我が国の民主主義の有り様に疑問を覚え再読。初読は2002年、13年ぶり。曰く「憲法を考えるというのは、民主主義とは何か、資本主義とは何かを考えることに他ならない」。これぞ民主主義の精華と言うべき条文は第13条であり、9条問題など些末であると言う。また憲法は本質的に慣習法であり、事情変更原則が適用される。故に護憲に固執する事は無意味である事は明々白々であるとする。ただし著者は憲法を活かすも殺すも正しい教育が不可欠であるとし、現状では護憲改憲も無意味と言う。正に我が意を得たり、良書である。2015/09/24

depo

2
図書館リサイクル本。憲法13条が国民の「幸福追求の権利」を確保することが国家の義務なら、他国から攻撃され占領され国民の権利が損なわれてしまうことは、まさに憲法違反になる。2021/10/13

トキ

2
ちょっと無学な私には難しかったが、総ての主張に於いて憲法13条の軽視無視が念頭に置かれているのは恐らく分かった。もう数回読み直したいくらいだが時間が無いので読んでもパラッと捲るくらいになりそうかな。2014/01/27

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