内容説明
716(霊亀2)年8.20、22歳のとき、第8次遣唐使の留学生に任命された下道真備。在唐中に見聞したことで、日本の国政に危惧をもって帰国した。その危惧とは、険悪な状態にある新羅政策と、求心力の弱さから生じる国政水準の低さだと感じた真備は、解決策として国分寺建立に見出していた。国分寺を求心力にした国民の一体化、それに新羅を想定した外的防備の国分寺城砦化がそれであった。国分寺建立を己の使命として奔走する真備の懸命に生きた運命の物語。
著者等紹介
永江光順[ナガエコウジュン]
1949年生まれ。福岡県大牟田市出身。現在愛知県東海市在住。15年かけて奈良県の寺社仏閣を巡り歩き、現在は全国の国分寺跡地を探し歩いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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