感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
6
一言でいえば見栄っ張りなのである。サイコパスのような猟奇殺人とは異なる。逮捕時の怯える表情がその証左。臆病なくせに、己を一定水準以上に見せるため、無理を重ねた。その無理が法規制内に収まらなかったということではないか。2018/11/14
elf51@禅-NEKOMETAL
3
10年間で8人の連続殺人,窃盗・強盗殺人は300件に及ぶ。どんどん人が殺されていくが,これらが淡々と書かれる。比較的自分の近所で起こった殺人でだいたい場所がわかる,銃を使った殺人でもあり当時もかなり騒がれた身近な事件だった。一方で優秀な消防士として務め,夫婦でTVバラエティにも出ているというとにかく変わった人格。外車に乗り,酒と女と。カッコよく,見栄を張って生きたいというのはわかりやすいが,その二重人格ぶりは作者が書くとおりその奥には到達しがたい。いつも読んでいる推理小説が吹っ飛ぶような実際の事件である。2019/09/01
共食い整備
1
勝田清孝。実際の冤罪ってこんな感じに生まれるんだなあ。被害者Bにもそれぞれドラマがある。ちょっとした手間、車を遠慮なく燃やす行動力、一つの場所に拘る変質さ。日本での銃犯罪はそれ自体が不気味だ。片桐操とか、銃への興味自体を異常と判断していいのか。全体的に運がいいのか運が悪いのか分からない男の軌跡。無知の涙が売れた時代だったので、勝田も自伝を出したが全然売れなかった。あくまでも一般人としては凄いけど、そこまで深いところはなかったのだろう。金と性欲だしね。星42026/05/16
ボンタンパンチ
1
戦後最大の連続殺人鬼と呼ばれた勝田清孝のノンフィクション。とはいえ、動機はかなりシンプルなのもあっていまいち面白みに欠ける。2019/07/01
Naomi Araki
1
2000年に既に死刑になった勝田。勝田本人が、獄中で1983年刊の『勝田清孝の冷血』(大下氏著)を読んで、「よくもこんなでたらめな本を出版しやがったなあ」とのことで、本人の指摘も加味して訂正したのが、この2005年の文庫版である。直前に山地悠紀夫事件の本を読んだので、言い方は悪いが、勝田の度重なる殺人の動機がとても明解なのにホっとした思いもある。「いい車が欲しい」「かっこつけたい」「酒の席でもてたい」「浮気したい」…の解決法が強盗あるいは強盗殺人なのだから。2014/05/04
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