内容説明
信州に暮らす三浦安心。職業、自営業。六十歳という、一般的にはすでに定年を迎えてもいい年代になっても、いまだ自分の生きてきた人生に不満を持っていた。まだ自分の可能性、能力に未練と期待を持っていたのだ。これを発揮し、実現するには今の生活から抜け出さなければと考えていた安心は、ある日、知り合った若い娘に一緒に家出をしようと持ちかけ、実行してしまう。新潟県の北、大祭で知られる村上市の近くに住みついた二人は新しい生活を始めるが…。
著者等紹介
三浦宗介[ミウラソウスケ]
1941年秋田県生まれ。40年ほどユースホステルのペアレント(管理人・経営者)を経験し、現在はホテル支配人。オリエンテーリング・ウォークラリー・XCスキーなどの野外活動にも取り組み、その延長上で地域づくり活動にも力を入れ、長野県上田市を中心に活動中。最近は駒ヶ根市でも中心商店街の活性化に取り組んでいる。塩田平民話研究所所員として民話の研究活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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