文春文庫<br> 溺れる人魚

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文春文庫
溺れる人魚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167480080
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

同じ銃から発射された2発の弾丸が、2キロ離れた男女の命を同時に奪った!? 天才女性スウィマーの悲劇を描く表題作など全4篇。

内容説明

オリンピックで4つの金メダルを獲得した天才女性スウィマーが30年後、リスボンで拳銃自殺を遂げた同じ夜、彼女を破滅に追い込んだ医師が射殺された。2人の命を奪った弾丸は同時刻に同じ拳銃から発射されたものだった!?表題作など異郷の都市を舞台に描く3篇と、著者の原点・横浜の今を描く1篇、巻末には自作解説を収録。

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たし、以後、本格ミステリーの旗手となる。「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

129
2011/2/15 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2023/8/31〜9/2 12年ものの積読本で2年ぶりの島田作品。 「溺れる人魚」、「人魚兵器」、「耳の光る児」、「海と毒薬」の4篇。一番ミステリっぽいのは表題作か。耳の光る児はかなり強引。まあ、島田さんらしいと言えばらしいが。2023/09/02

yumiDON

43
一応御手洗さんは登場するのだが、本格ミステリーというよりはノンフィクション風社会派ミステリー?かな。個人的には、扱っている題材や時代は好みなので、面白く読ませてもらった。うまくできた話やエンターテイメント性、ドキドキハラハラはないのだけど、読み始めたら手が頁に吸い付いて離れない吸引力。物語のトーンが自分にあっていたようです。4篇の連作、ではないけどどこか関わりのうっすらありそうな短編集。「人魚兵器」「耳の光る児」が好きです。2016/01/13

いっくん

34
『溺れる人魚』トリックはそんなに、そんなに。実際にあった事件がモチーフとなってるとの事。恐ろしい事件でした。『人魚兵器』悍ましい。ポルシェにこんな歴史的背景があったのか。『耳の光る児』これはもう“生物”の勉強をしているような。ミトコンドリアとか、懐かしい。大モンゴル帝国のロマン。『海と毒薬』“異邦の騎士”賛歌。全体としてミステリ色は薄め。人魚にまつわる短編集。色々と知らないことが多く勉強になりました(^_^*)2018/08/18

coco夏ko10角

31
御手洗潔シリーズ、短編集。どれも御手洗が外国に行ってしばらくしてからのお話。『人魚兵器』がよかった。2017/04/01

シルビー

30
人魚がキーワードの短編集。摩天楼の怪人や過去作品でも人魚が出ているあたり、島田氏は人魚に興味があるのだろうか、なんて思ったり。科学的なお話や歴史的なお話が多く、ミステリは少ない印象。とはいえやはり読ませる文章です。歴史の裏側とか歴史の考察が読めるのは素直に面白い。表題作の溺れる人魚が個人的に一番良かったです。2018/10/16

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