新風舎文庫<br> ある船乗りの太平洋戦争

新風舎文庫
ある船乗りの太平洋戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797496475
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

太平洋戦争下において、船乗りとして数々の戦火を潜り抜けてきた著者が当時を回想するドキュメント。昭和一六(一九四一)年一二月八日、神戸高等商船学校の二年生として開戦を経験した私は、卒業後、神戸に本社のある川崎汽船へ入社。船員として社船「利川丸」に乗り組み、戦標船というボロ船の実態に苦しみながらもサハリン、釜山、高雄、マニラへと航海に出ることに。魚雷の恐怖、敵潜水艦の一斉攻撃、グラマンの急降下爆撃など、さまざまな死線を乗り越え、やがて終戦を迎える…。

目次

戦争始まる
日本は敗けるのだ
またも二週間の謹慎
軍港における実習生活
階級社会の鉄拳制裁
海軍将校にもこんな奴が!
卒業、そして実社会へ
いざ乗船!
ボロ船と乗組員の実態
サハリン(樺太)航路の悲哀〔ほか〕

著者等紹介

木畑公一[キハタコウイチ]
1920年岡山県生まれ。川崎汽船(株)、全日本海員組合、ILO(国際労働機関)役員、ITF(国際運輸労連)役員、全日本労働総同盟役員、全国労組生産性会議・幹事、信州大学講師、日本労働ペンクラブ幹事などを歴任。太平洋戦争下に船員として戦火の海を生き抜き、戦後は労働運動に参加。国際労働分野で各国を訪問。現役引退後は労働ペンクラブに事務局次長として参加。現在は商船大学同窓会である(社)海洋会の顧問として交流に参加。『アジア船員と便宜置籍船』で第3回日本労働ペンクラブ賞を受賞
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