内容説明
平和で牧歌的ですらあった七十年代のイラク。一九七六年から一年半をバグダッド市セイデアで生活した著者。その間に子供を生み、牛乳配達のおばさん、スーク(市場)の八百屋や乾物屋のおじさん、家主の家族、隣の英語教員の家族、産院のスタッフたちとの交流を通じ、イラクの人たちの平凡ながら穏やかな生活を紹介していく。「かつての隣人たちは、今どうしているのでしょうか。彼らに再び平和な日々が戻ってきますよう切に願っています」激動が続くイラクの人々や生活の原点をここに紹介。
目次
第1章 バグダッドからの手紙
第2章 体験記(出発の日;新居;隣の家;働く子供たち;チグリス川のほとりで ほか)
第3章 本屋の店先で(『ニューズ・ウィーク』;『イラク・トゥデイ』)
第4章 終わりに
著者等紹介
藤木なつみ[フジキナツミ]
1952年埼玉県生まれ。東京女子大学文理学部卒業。埼玉県立高校常勤講師(1975~76年)。私立高校非常勤講師(2003年~)
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感想・レビュー
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