• ポイントキャンペーン

新風舎文庫
塀の中の懲りない面々

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797493368
  • NDC分類 326.52
  • Cコード C0195

内容説明

再犯のベテランばかりが集められる府中刑務所―。赤軍派兵士、凄腕のニセ医者、紙食い男や女役のホモ、腹巻のテキ屋、役所専門泥棒に短歌を詠む殺人犯…。16歳で仁侠の世界へ入った著者が、愉快痛快、悲喜こもごもの懲役たちと知られざる塀の内側をご紹介します。驚異のベストセラーとして日本中を席捲した、安部譲二会心のデビュー作。

目次

木工場のベテランたち
赤軍派兵士の脱獄
大泥棒とトップ・スター
「メエ」と呼ばれる男
ああ、ソフトボール開幕
ニセ医者日本一の腕前
結婚行進曲は仕事のメロディー
外人懲役、韋駄天カルボ
散髪屋パピヨンの憂鬱
相撲は寄切りに限るわけ
密告爺さんに謎の一言
寡黙な男の二度目の殺し
老エゴイストのスゴイ理屈
熱中式錯乱予防術
五人に曳かせたゴムボート
モノクロパンダで二年六月
サムライ工場への出役
プロフェッショナル・トゥール
ダックスフント、その名はケンシ
学士さまは駅伝ランナー
かくしだまの健チャン
泣きバイ脱腹巻次第
面会ぎらいの仕合せ

著者等紹介

安部譲二[アベジョウジ]
1937年、東京五反田生まれ。作家。麻布中学校卒業後、仁侠の世界へ。日航パーサー、キックボクシング解説者などを経て、1986年に出版したデビュー作『塀の中の懲りない面々』がミリオンセラーに。以後、小説執筆の他にテレビ・ラジオ出演など多方面で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまったまこ

6
面白かったです。作者が府中刑務所で服役していた時代と今では中の環境は改善されているとは思いますが、それにしても劣悪なんですね。『刑務所の中』がグルメ漫画みたいで悲惨さがなかったので刑務所は結構居心地がいいのか!?なんて思いましたが、この作品では結構厳しい様子や、可笑しさの中にふと刑務所にいることの辛さが垣間見られて現実味がありました。刑務所で出会った多種多様な人物を優しくユーモアを交えた丁寧な文章で綴っていて読みやすかったです。最後のお話が一番良かった。こんな素敵なご両親がいるのに何故グレたんだろう…。2015/01/24

夫婦善財餡 汁粉

1
縞の服ではなく、このページのような山吹色が懲役の服。2019/09/08

アカギ4

1
一癖も二癖もある囚人たちがいきいきと描かれて面白いです!2016/09/18

OK

1
「最後に貴方を生まなければ、本当に、こんな、刑務所とか看守さんとか、それに貴方のようなのは、映画の世界のことだったわよ」2015/06/08

カンパネルラ

1
作者の刑務所での話だが、ともかくよく出来ている。出来過ぎではあるが別に創作が含まれていてもなんの問題もないだろうとは思う。2006/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/45094
  • ご注意事項

最近チェックした商品