内容説明
昭和二三年(一九四八)一月二六日、東京豊島区にある帝国銀行椎名町支店で起きた集団毒殺事件。犯人がめいめいの湯呑みに注いだ薬液をその指示どおりに飲んだ一六名のうち、一二名が死に四名が生き残った。この事件で死刑判決を受けた平沢貞通は、無実を訴えながら昭和六二年(一九八七)に獄死した。その後今日にいたるまで「黒白の論争」に終止符は打たれていない。戦後の混乱期に起きた歴史に残る毒殺事件は、まだ終わってはいない…。
目次
第1部 追跡・帝銀事件(「単独同一犯説」を疑う;清水虎之助の「不実在説」を疑う;「虎の絵」の謎)
第2部 毒の告発(甲斐氏のプロフィル;歴然とした食い違い;鑑定書のミステリー ほか)
第3部 増補資料(警視庁捜査一課第一係長のマル秘捜査手記(月刊『現代』一九八七年七月号)
平沢貞通の愛人(84歳)が三七年目に明かした「私にとっての帝銀事件」(『週刊ポスト』一九八五年五月三一日号))
資料
著者等紹介
和多田進[ワタダススム]
1945年北海道生まれ。法政大学社会学部卒業。1976年晩声社設立。1993年~94年にかけて『週刊金曜日』初代編集長を務める。『CHAI』前編集長。現在、荒木経惟「日本人ノ顔」プロジェクト代表。日本聞き書き学会理事
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感想・レビュー
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山口透析鉄
10
これ、私は図書館の単行本で読みました。時期はちょっとズレているかとも思いますが、内容は、実行犯の真犯人とおぼしき人物を生存者に面通しするものでもあり、松本清張氏の著書などの連想する部分はありましたね。例の平沢死刑囚、実際は実行犯ではないだろうとは、私もそう思いますが、あの事件の目的って本当はどうだったのでしょうね。やはり謎は深い事件なのは変わりはありませんね。 2005/09/03
ホームズ
3
帝銀事件に興味があって読んだけど・・・。事件の詳細が書かれているのはいいんですが・・・。犯人が違うとか推理とかは期待してなかったんで・・・。2009/04/23
Gen Kato
1
もはや「戦後史の闇」といっていい帝銀事件。未解決事件には独特の「怖さ」がありますが、この事件の謎の濃さはとびきりです。ここで描かれる仮説はどこまで事実に迫っているのか。実際の解決が示されることは二度とないんでしょうね…2013/11/23
tomdam
0
動機は何なのか2014/05/12
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