出版社内容情報
宇宙ハンザの船《キルト》が発見した未知物体は、突破不能なバリアにおおわれていた!
内容説明
新銀河暦(NGZ)424年。テラで設立された汎銀河組織の宇宙ハンザは、交易という公式任務のかたわら、“それ”に敵対する超越知性体セト=アポフィスとひそかに戦っていた。ある日、宇宙ハンザ所属の船“キルト”が、ヴェガ星系で未知物体を発見する。宇宙船の残骸のようだが、正体はわからない。近づこうとしても、謎のメンタル・バリアに阻まれるのだ。知らせをうけたローダンとミュータントたちは調査に乗りだすが!?
著者等紹介
渡辺広佐[ワタナベヒロスケ]
1950年生、中央大学大学院修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
6
15年の本体640円の初版で、ローダン日本語版504巻。”宇宙ハンザ“サイクルになってから、やっとやっとのローダン登場。人類の寿命が延びたとは言え、新銀河暦もすでに400年強で元年世代は当然死んでいる。そんな欲求不満を払拭しそうなカバーに思えたが・・はぁ~。前編は邦題通りで、その表裏ある組織形態や保有艦艇に言及したのち、ロートル読者には心躍るヴェガ星系での不可解な出来事の話。後編は「コンピュータ、発狂す」で、独本国80年代初頭の作品となるが、すでにコンピュータウイルスの一形態をネタにしてある。★★★☆☆☆2016/06/02
鐵太郎
6
ようやくローダンのターンですな。「宇宙ハンザ」というものの説明がメインなのが前半。420年以上経ったのに、テクノロジーはあまり変化なし。犯罪者が(ほとんど)いない世界って、ある意味怖いね。後半は、ペンギン状のディルト人の少女と自分は正常だと言いはる狂ったポジトロニクスの巻。コンピュータウィルスやナノロボットという言葉がまだなかった時代なんだな、これ。ほう。2015/09/24
fukumasagami
4
「……ペリー・ローダンが到着しました……同行者は……」 それから声が不鮮明になり、聞こえなくなった。クレド・ハーヴェンがいう。 「これでアルジャはやっと、全責任をひとりで負わなくてすむ。私もペリー・ローダンに、われわれの状況を改善する新しいアイデアを期待できるというもの」 「問題は、この通信内容が真実であるか、あるいは、アルバートの誤報告か、わからないことですな」と、ガヴァナーがいった。2019/04/23
eucalmelon
3
久しぶりにローダン登場!あっという間に424年が経過している。ネガティヴな人間しか通さないようなメンタル・バリアなんて、いかにも対抗勢力の作ったと言わんばかりのもの、トランスフォーム砲で即、破壊すべしと思ってしまうのだが・・・好奇心の強いローダンだからねぇ。感染力のある物理的コンピューターウイルス!ウイルスかどうかわからなくても被害を抑えるには隔離が原則と思うが・・・。2016/05/06
はーと
3
ドイツのみならず、フランドル地方に名を馳せた、北海とバルト海の“ハンザ“とは・・・たとえば、ドイツにとり、自由ハンザ都市リューベックなどとして、誇りあるものだけではなく。武装商人でもあった・・・2016/03/17
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