内容説明
人は誰でも、生涯に一度は詩人になるという。うれしくて、悲しくて、いつしかノートの余白を詩で埋めていた…という経験は、多くの人にあるだろう。その代表選手である筆者が、一九八三年から発表してきた作品をまとめたのが、この詩集である。簡潔で素直な表現を用い、一つひとつの物語を鮮明に浮かび上がらせている。表題作「砂鉄の美」(第三十四回コスモス文学新人賞受賞作)を始め、全十二作品を収録。
目次
秋から冬、そして春
煙草
バイバイ
風のゆくえ
耳の記憶
夜の街角に
砂鉄の美
夏の残像
初恋の人
可能性の王国
坂道の向こうに
愛の詩
いつも笑顔で
著者等紹介
鈴木エリコ[スズキエリコ]
1963年新潟県生まれ。立教大学卒業。会社員、高校講師、中学校教諭を経て、現在は兼業主婦。新潟市在住。『砂鉄の美』で第34回コスモス文学新人賞受賞
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