内容説明
西の空を夕焼けが赤く染める夕方五時。柔らかな風に乗って誰かの呼ぶ声が聞こえてくる夕方五時。良い子はみんなお家へ帰った夕方五時―。夕方五時を過ぎてから、少女が始める不思議な遊び。くわえタバコの青年は温かな言葉とまなざしでそれを見守り続ける。ふたりぼっちの“ひとり遊び”は、寂しさの中にほんのり優しさを織り交ぜて今日も続きます…。浮遊する言葉をつなぎ合わせ、疑問を投げかけ答えを集め、希望を見つけ出す新感覚の一冊は、きっとあなたの心の奥深くに響くでしょう。
著者等紹介
桜音夕姫[サクラネユウキ]
1984年生まれ。静岡県出身。デジタル・メディア・デザインを学ぶ学生でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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