内容説明
江戸時代初期、日本には多くのカトリック宣教師が上陸して、キリスト教の布教に励み最盛期には五十万人前後の信者がいた、ともいわれている。しかし徳川は幕府政治の安定化を急ぐため、国内のキリシタンに棄教を強制し、弾圧、処刑を狂的なまでに繰り返した。物語は、こうした時代を背景に、布教に活躍した一人のフランシスコ会神父と彼を支えて行動をともにした同宿を描く。歴史にも深く切り込んだ時代小説の決定版がここに完成。
著者等紹介
山村晃[ヤマムラアキラ]
1933年1月31日北海道旭川市生まれ
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