内容説明
現代のエリート青年のあり方に警鐘を鳴らす、青春3部作。大学紛争の闘士の父親同様に、大学のインチキさを糾弾しようと試みる主人公を描いた『団塊世代二世奮闘記』、『コインロッカー』に赤ん坊を預け、世間を騒がせることになる俊才医師夫婦、都会の中で人間性を取り戻そうと肉声を張り上げ、一途に接客に励む改札係の青年の挫折を描いた『自動改札装置』。アイロニーとユーモアで綴られる、今を生きる団塊世代二世達の可笑しくも物悲しい奮闘記。
著者等紹介
泉琢麿[イズミタクマロ]
1947年、道東(網走北見地方)の訓子府町に農家の七男として生まれる。農村の機械化にともない、農耕馬とともに畑から追い出され、都会に住まう。1993年、農村と都会の交流を夢見て、故郷にログハウスを建設し、洞蕗亭(ほらふきてい)と命名する。洞蕗亭亭主。現在、妻とともに北国の食文化の創造に勤しむ
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