内容説明
本当に気持ちだけのカーブしか変化球は投げられない。だけど、マックス１３０キロくらいのストレートで、「僕」は一応チームのエースピッチャーの一人としてマウンドに立っている。炎天下の下、靴下を二重に履いて長ズボンに皮のスパイクで野球をするなんて、興味のない人にとったらバカバカしいことに見えるのかもしれない。僕もチームメイトも、そんなのわかった上で今も野球を続けているような気がする…。表題「ムカデ」他、日常の中にあるアンビバレントな思いを描いた全４編。
著者等紹介
小島幹弘［コジマモトヒロ］
１９７９年鹿児島県鹿児島市出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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