内容説明
谷川岳登山中に滑落事故で脳挫傷を負った鎌田岳夫。彼は、記憶が妨げられて日常生活が困難になる「高次脳機能障害」と診断される。担当医・山村は、回復を図り手術に踏み切るが…。医療現場で課題となっているテーマを克明に描いた医学小説。表題作ほか短編4作を収録。
著者等紹介
浜名新[ハマナシン]
本名、新村富士夫。1939年、静岡県浜松市生まれ。静岡県立浜松北高等学校卒。東京医科大学卒後、東京大学医学部付属病院および東京医科大学病院でインターン修了。インターン紛争を体験、医師国家試験合格。東京医科大学大学院を修了し医学博士。日本脳神経外科学会専門医。旧都立大久保病院を経て都立大塚病院勤務。東京医科大学客員助教授委嘱。日本医師会産業医。2004年3月都立大塚病院脳神経外科部長を退官、同年4月民間病院に勤務し現在に至る。2000年から直木賞作家、伊藤桂一氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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