内容説明
農道の両サイドに頑丈な木杭を打ち込むとは…誰の目にも明らかに嫌がらせの「打ち杭」である。著者はもともと尾張小牧の中農の小倅として生を受けた。子供の頃は労働力としてこき使われ、その苦労を十二分に経験しているので決して百姓を蔑視したりはしたくないのが本音である。が、この「どん百姓根性」が他に害を及ぼし、更に社会を毒することになれば、地域社会は暗黒化する。ゆえに敢えて問題提起する。
目次
出生
井戸へ落ちる
1年生(絣の着物)
大けが
大家族
労働力
中学
グライダー
県職員
夜学〔ほか〕
著者等紹介
枩浦太虚[マツウラタイキョ]
本名・太郎。1927年、愛知県小牧市に生まれる。現在も同在住。元グライダー教官、地方公務員。(愛知県職員)を経て現在、不動産賃貸業に従事。県職員在籍中、地域の自治会長をつとめる。水産庁長官表彰3回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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