著者等紹介
フラック,マージョリー[フラック,マージョリー][Flack,Marjorie]
1897年、アメリカ、ニューヨーク州グリーンポートに生まれる。18歳の時にニューヨークに出て、アート・スチューデンツ・リーグ校で学び、挿絵画家となる。1930年から本格的に絵本作りを始める。アメリカを代表する絵本作家。1958年に亡くなる
まさきるりこ[マサキルリコ]
1937年、長崎市に生まれる。慶応義塾大学図書館学科卒業後、ボストンのシモンズ・カレッジの大学院で図書館学を学び、その後、ニューヨーク公共図書館児童室に勤務。帰国後、アメリカンスクールの図書館に勤務し、1968年、神戸市で家庭文庫「鴨の子文庫」を開く。財団法人東京子ども図書館理事。神戸市在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
13
五月の月曜日、4歳の男の子ウィリアムは、迷子の仔猫に出会い、家まで連れて帰りました。 お母さんに勧められて、警察署へ届け出ますと、仔猫の飼い主という人が3人も現れました。 一体、誰の仔猫なのか?・・・古き良き時代を偲ばせる、時を超えて語られてきた、心あたたまる絵本です。😹2023/09/06
みよちゃん
11
ウイリアムが拾った子猫。飼いたいというと、まず誰かの猫かもしれないと届け出ると、三人の人たちが届けています。絵が可愛いし、こねこを愛する人たちも良い人たちばかりで、安心して読める。2023/05/04
遠い日
7
マージョリー・フラックの世界はいつも明るさをたたえていて、安心して読める。4歳のウィリアムがこねこを飼うことになったわけが、あたたかな親切心ととぼけたユーモアに溢れていて、いい。たった1ページでこねこと過ごした幸福な1年を描くところが、楽しい。こねこがこねこでなくなって、ママになったとき、ウィリアムはちゃんとかつての恩返しをする。こねこも、ウィリアムも成長した、その幸せな姿に、読み手も幸せな気持ちをもらうのだ。2013/07/22
紅生姜
6
マージョリー・フラックの絵本はどれも愛情にあふれていて、子どもにぜひ読み聞かせたい作者の一人です。この絵本も、子どもの優しさを決して裏切らない結末になっていて、さすがです。このようなハッピーな経験が、子どもにとっての土台となっていくのだろうと思います。2015/10/20
遠い日
3
児童書の『ウィリアムの子ねこ』と読み比べ。発行所が違っています。作者、訳者共に同じなので、テキストに違いはない。本の開きが、左右反対になったことと、テキストの縦書き横書きの違い。細かく言えばタイトルの表記の違いもある。ウイリアムと子猫のピーター、一年のめぐりがすばらしい。2023/08/13
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