内容説明
ケネディ大統領暗殺の未だ封印されたままの事件の謎にまつわる驚くべき因縁を、あたかも入れ子構造のように配置し、次々とその事態を解き明かす痛快且つ壮大な作品。歴史的大事件の隠された真相をつまびらかにする展開は、そのあまりにもリアルな実態とセンセーショナルな内容に驚嘆する。ケネディ一家とシンジケートが対立する経緯と、その結末を豊富なサイドストーリーと共に語る饒舌な内容。ケネディ大統領暗殺の真相が遂に明かされた。
目次
ウェザーヘルム
ワイルドジャイブ
組織の揺藍期
時代の波に乗って
変化を前に
キューバの乱
再入国のために
動き出した作戦
キューバでの失敗
シンジケートと政府
ケネディ兄弟の反撃
怒りの十字砲火
ジャクリーンの回想
著者等紹介
三浦二三男[ミウラフミオ]
1953年宮城県生まれ。東北大学経済学部修士課程修了。総務省職員
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感想・レビュー
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みむら しんじ
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ケネディ暗殺の真実を知りたい人には必須の一冊。全編これケネディとマフィアとの確執にあふれている。父親のジョセフ・ケネディはマフィアとつながり禁酒法時代に巨万の富をえる、そして暗黒街と深いコネクションを確立し、息子ジョンFも彼らの力で大統領となる。その先のマフィアとCIAとケネディとの相関関係がケネディ暗殺のすべてである。本書ではダラスでの狙撃犯の名前と狙撃位置まで述べており、あまりの詳しい「真実」に返って不自然ささえ感じるが、それにしても説得力さえ感じたりする。これ以上の詳しいケネディ暗殺の本には出会った2013/01/22