内容説明
歴史。それは、決して単なる事実の積み重ねではない―。日本という国は、そして日本人はどのような生き方をしてきたのか。日本人が自身を知ると同時に、世界各国からの理解を得るために、この国の歴史と真実を、その背景に流れる古来の仏教思想とともに解説し、これからの未来へとその思想を伝える。
目次
日本という国
仏教的世界観を強調した「憲法十七条」草案
国政を左右した儒教と仏教
仏教による鎮護国家思想の発生
地方政治のゆるみと武士の台頭
日本初の武士による政権、鎌倉幕府の成立
強大、安定化していく武士政権
仏教と鎌倉政治
日本仏教の変遷
鎌倉新仏教の登場〔ほか〕