誰が「都政」を殺したか?―特別対談 小池百合子東京都知事

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誰が「都政」を殺したか?―特別対談 小池百合子東京都知事

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797390568
  • NDC分類 318.236
  • Cコード C0031

出版社内容情報

小池百合子の「改革」の本気度を問う!新聞・テレビが報じない!
豊洲市場、東京五輪……
「都政」迷走の原点

諸悪の問題に、小池都知事がどう対峙していくのか、上杉隆が問いただす!

都議会、都庁という「伏魔殿」に切り込む小池百合子都知事。
18年、都政取材を続けてきた著者。

いまの都政の諸悪の問題とはいったい何なのか?
その問題に、小池百合子氏がどう対峙していくのか?
果たして、都政を「伏魔殿」たらしめたのは誰なのか?

1995年を都政迷走の原点として、都政の「秘史」をあぶりだす。


◎特別対談 Part 1 都知事の「覚悟」

●第1章 なぜ豊洲問題はブラックボックス化したのか
1 いまだに豊洲問題の起点を把握できていないメディア
2 築地移転問題の傷を深くした犯人
3 都政の迷走は1995年が原点
4 石原都政時代に、浜渦副知事が手を出した豊洲利権
5 石原、内田、浜渦各氏、都議会が東京ガスとの「密約」に動きだす
6 複雑化した豊洲問題、その本質を解き明かす
7 豊洲移転延期に対する小池都知事の決断

◎特別対談 Part 2 人を動かす「大義と共感」

●第2章 なぜ東京オリンピック問題は混乱を極めたのか
1 2005年、東京五輪の招致活動が始動
2 東京五輪招致の試金石、東京マラソンの開催
3 東京五輪の原資4500億円の謎を解く
4 招致理念だったコンパクトオリンピック
5 石原氏の突然の辞任、猪瀬氏へのレクチャー
6 施設の建築費以外にも、莫大な費用がかかる五輪開催
7 建設費がなんとなく高騰した新国立競技場問題
8 五輪利権の本丸はゴルフ会場問題だ

◎特別対談 Part3 「伏魔殿」のやりがい

●第3章 五輪招致は「カジノ構想」の起爆剤だった
1 「カジノ構想」vs.「テーマパーク構想」
2 シンガポールで結実した「カジノ構想」
3 ドン内田茂氏の誕生と港湾利権
4 IR法案の本当の意味、各省庁が手にしている裏利権

●第4章 2016年東京都知事選挙、敗戦記
1 決意の立候補
2 都知事選の勝算と誤算
3 「泡沫候補」を大統領にするアメリカ、メディアが抹殺する日本

●第5章 山積みする都政の課題、その解決策
1 都知事につく特別秘書の条件
2 都政改革の障壁となるメディア
3 わたしが考える「都政」喫緊の課題
?首都直下型地震対策で死者ゼロを目指す
?都内養護老人ホーム待機者ゼロにする
?都内保育所待機児童をゼロにする
?オリンピック運営費を当初のコンパクト案にする
?横田基地の軍民共用化による多摩地区の経済発展
?東京のサイバーシティ・セキュリティ構想
?東京五輪まで、地方法人税などの再配分凍結による財源の確保

◎特別対談 Part4 コンセンサスの時代からコンビクションの時代へ

上杉 隆[ウエスギ タカシ]
1968年生まれ。株式会社NO BORDER代表取締役。報道番組「ニューズ・オプエド」キャスター。公益社団法人自由報道協会前副代表。日本ゴルフ改革会議事務局長。 ニューヨークタイムズ東京支局元取材記者。 ◎石原慎太郎元知事にまつわる著書の執筆など、17年間にわたり都政を取材。1999年の知事選は、立候補した故・鳩山邦夫さんの秘書として関わった。「東京への思いは誰よりも強い」との自負から、先の都知事選に出馬。17万9631票で4位に。ツイッターのフォロワー数は32万人超

内容説明

今の都政の諸悪の問題とはいったい何なのか?その問題に、小池百合子氏がどう対峙していくのか?果たして、都政を「伏魔殿」たらしめたのは誰なのか?1995年を都政迷走の原点として、その「秘史」をあぶりだす。

目次

特別対談Part1 都知事の「覚悟」
第1章 なぜ豊洲問題はブラックボックス化したのか
特別対談Part2 人を動かす「大義と共感」
第2章 なぜ東京オリンピック問題は混乱を極めたのか―オリンピックに群がる利権集団
特別対談Part3 「伏魔殿」のやりがい
第3章 五輪招致は「カジノ構想」の起爆剤だった
第4章 2016年東京都知事選挙、敗戦記
第5章 山積みする都政の課題、その解決策
特別対談Part4 コンセンサスの時代からコンビクションの時代へ

著者等紹介

上杉隆[ウエスギタカシ]
1968年生まれ。株式会社NO BORDER代表取締役。報道番組「ニューズ・オプエド」プロデューサー・アンカー。公益社団法人自由報道協会創設者。日本ゴルフ改革会議事務局長。ニューヨーク・タイムズ東京支局元取材記者。メディアアナリスト。18年間にわたり都政を取材、「東京への思いは誰よりも強い」との自負がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

13
近年の都政の歴史がこの一冊で判る。青島幸男→石原慎太郎→猪瀬直樹→舛添要一→小池百合子。この中の青島幸男から舛添要一までに起こっていた事を上杉隆氏の目線で書いてある。2021/07/23

緋莢

12
豊洲市場の移転、オリンピック競技会場など、様々な問題を抱える東京都。都政の迷走は、石原都政からではなく、1995年が原点だった。18年間にわたり都政を取材、1999年の都知事選では鳩山邦夫の秘書として関わり、2016年の都知事選に立候補した著者が、現都知事・小池百合子との対談も交えながら、都政を「伏魔殿」とした要因を探る。2017/07/06

田中峰和

3
小池百合子が伏魔殿と呼んだ都庁、GDPで10位に該当する国家並の予算が動く。豊洲市場、東京五輪、大金の動くところには利権を求めるハイエナが集まる。都議選を4位で落選した上杉隆は、小池にゴマをすりながら、それを無視されながらも持論を展開する。上杉によると豊洲移転問題は全て浜渦の利権問題追及は自分の手柄のように言う。五輪のゴルフ会場が埼玉県霞ヶ関に決まったのは武田恒正、戸張捷などの慶應義塾閥とも言う。小池を対談に呼ぶため彼女を全面肯定する上杉。いまだに、自分が当選していればとぼやく、しつこい発言が女々しい。2017/04/08

nanagou

2
都政の混乱の芽は1995年に芽吹いてた。有権者の責任は重いですね。自覚してる人は皆無だけれど。ところどころのプチ自慢が鼻につきますが、都政の内幕を面白く読ませていただけました。2021/09/05

Melody_Nelson

2
久々の上杉さん本。以前から都政に結構関わっていたのね。知らなかった。そして、メディアが話題にしない会場の変更、つまりゴルフ場が都営の若洲から、川越の「名門」ゴルフ場に変わっていたことなど知らなかったので、軽く驚く。上杉さん本を読むといつも思うけど、メディアは怖い。某国大統領のように「Fake Newsばかり」とまでは言わないけど、信用ならぬ。特に「記者クラブ」制度とクロスオーナーシップがある限りは。ついでに、D社は利権を持ちすぎ。2017/02/19

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