ＧＡ文庫 ゴブリンスレイヤー外伝：イヤーワン

蝸牛 くも【著】

ＳＢクリエイティブ（2018/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 279p／高さ 15cm
• 商品コード 9784797390414
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　姉が姉でなくなってから三日が過ぎた。だから彼は動くことに決めた。

　ゴブリンの襲撃で、最愛の姉を、村を喪った少年がいた。
　五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年は冒険者となる。
　最下級のクラス、白磁級となった少年は装備を調え、たった一人でゴブリンの巣くう洞窟へと向かう――。

　これは、彼がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになる物語。

　大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の前日譚。
　蝸牛くも×足立慎吾が贈る「ゴブリンスレイヤー外伝：イヤーワン」開幕！

　コミック版「ゴブリンスレイヤー外伝：イヤーワン」もスクウェア・エニックスより同時期発売！

蝸牛 くも［カギュウ クモ］
著・文・その他

足立 慎吾［アダチ シンゴ］
イラスト

（キャラクター原案）神奈月 昇［キャラクターゲンアンカンナツキノボル］
企画・原案

内容説明

姉が姉でなくなってから三日が過ぎた。だから彼は動くことに決めた。ゴブリンの襲撃で、最愛の姉を、村を喪った少年がいた。五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年は冒険者となる。そして、五年前、帰る村をなくした少女は、かつての幼なじみと出会った。最下級のクラス、白磁級となった少年は装備を調え、たった一人でゴブリンの巣くう洞窟へと向かう―。これは、彼がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになる物語。大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の前日譚。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」スタート！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

ゴブリンの襲撃で最愛の姉や村を喪った少年。五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年はゴブリンを皆殺しにすべく冒険者となって、帰る村をなくしたかつての幼馴染と再会する前日譚的外伝。悔恨を抱えたままだった牛飼娘との再会だけでなく、新人だった頃の受付嬢や槍使い、重戦士たちとの邂逅もあって、ゴブリン相手の戦いの中で経験不足や足りない部分を補いつつ、一人でゴブリンと戦い続けようとする彼の姿は印象的でした。自覚のないまま幼き頃の女神官とも出会っていたりで、仲間たちと邂逅するまでどのような物語があるのか続巻にも期待。

2018/03/14

[まりも]

これは駆け出しの冒険者がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになるまでを描いた物語。白磁等級時代のゴブリンスレイヤー。本編が始まる前の彼は一体どんな戦いを繰り広げていたのか？その答えを外伝として読める日が来るとは改めてこの作品の人気っぷりを実感した。いつ死んでもおかしく無いような綱渡りの戦闘、これを読むとどんな熟練の冒険者も最初はただの素人だった事がよく分かる。牛飼娘の後悔と再会、受付嬢や他の冒険者たちの未熟な時代。そして意外な人物との繋がり。そういったものも楽しめる非常に良い外伝作品でした。

2018/11/18

[むっきゅー]

コブスレさんの冒険者1年目のお話です。初めてのゴブリン退治で色々と試行錯誤し、剣の長さとか鎖帷子・兜・盾などスタイルが固まっていくところが面白い。受付嬢や槍使い、重戦士とみんな同期なんだねー。女神官にも会ってたみたいだし。でもメインは、牛飼い娘とゴブスレさんの再開の場面です。いい話でした。

2018/03/15

[ダイ]

ゴブリンスレイヤーの外伝で彼がゴブリンに村を滅ぼされた直後や冒険者になって初めてのゴブリン退治などが描かれていました。やはり本編に比べると技術面は拙いですが、ゴブリン退治への執念染みた想いは何ら遜色無かったです。ソロで初退治なのにホブやシャーマンまで相手だったのは難易度高くて危なかったですね。また、本編ではベテランの槍使い達の新人の頃も描かれてましたし、牛飼娘や受付嬢だけじゃなく勇者と女神官の過去の姿も見れて良かったです。続きも出る様ですが、本編とは違って彼の孤独のゴブリン退治が描かれて行くのでしょうか？

2018/09/29

[まるぼろ]

ゴブリンの襲来により姉と住んでいた村を喪い、圃人の老人に拾われた少年が白磁級の冒険者となり…と言う、ゴブリンスレイヤーの前日譚に当たる外伝です。コミカライズの方も読んでいるのでロックイーターが現れる辺りまでは知っていたのですが、その先の展開も熱く面白かったです。その時の頭目の若い戦士も冒険者を続ける道を選んだのだなとか、牛飼い娘の在りし日の後悔と再開や受付嬢のゴブスレさんとの初対面のシーン、それにまだ幼かった頃の女神官が…などなど感慨深い外伝となっていました。本編共々こちらも続きが楽しみです。

2018/04/23