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出版社内容情報
「アーロハ―♪」
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を
訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!?
おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!?
あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷
つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、
「もう離さない。二度と」
一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する――!!
将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
白鳥 士郎[シラトリ シロウ]
白鳥士郎(しらとりしろう)GA文庫より『らじかるエレメンツ』でデビュー。代表作として『のうりん』シリーズ(GA文庫)など
しらび[シラビ]
内容説明
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を訪れた八一だったが…なぜか弟子や師匠までついて来てる!?一門旅行!?おまけに銀子と夜の街でデート!?そんなんで名人に勝てるのか!?あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。…だが、「もう離さない。二度と」一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する―!!将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
176
爆笑パートももちろんあるのだが、主人公を過酷に追い込みエピソードを収斂させていく展開は、読者としても息詰まった。特に後半はこれ最終巻?みたいな輝きを発する。あとがきを読むとこの巻の特異なテンションに納得がいく。にしても作品は続いていくわけで、ある意味高みに登りきった先になにがあるのか?期待も膨らむわけでさらに次巻を、読もう。2018/02/01
スズ
114
棋界で伝説と称される名人との竜王防衛戦に挑む八一だが、十年以上研鑽して来た将棋を全否定され、焦燥と弱い自分への怒りであいに八つ当たりしてしまう。心が傷付き疲れ果てていく中、桂香から対局を見てほしいとメッセージが来て…。……ああ、駄目だ。これは本当に泣いてしまった。自分の欠点を数えるより、人より劣っている理由を探すより、自分を支えてくれている人達を裏切らず、その人達の言葉を信じて全力で努力を重ねる事が大切だと痛感。ひたすら努力と挫折を重ねた桂香だからこそ、「報われない努力はない」という言葉が重く刺さりました2018/07/21
まりも
98
第一部完となる第五弾。名人との対局を描いた話。シリーズ最高潮と呼ぶべき面白さ。毎度この作品を読む度に思うのですが、巻を重ねる毎に熱量と面白さが増していくのは本当にスゴい。特にラストの「名人」と「竜王」の対局は熱量、緊迫感、迫力、そのどれもがシリーズ屈指のものとなっており、正に伝説と呼ぶに相応しい一局でした。桂香さんの勝利への飽くなき想いが詰まった対局も見事。正直これを越える対局は二度と見る事が出来ないと思う。八一が多くの人に支えられ強くなってきた事がよく分かる素晴らしい1冊やった。姉弟子も可愛かったよ。2017/02/15
かんけー
90
ホントに熱い!紙面から八一達の凄まじいエネルギッシュをダイレクトに感じて..!?「りゅうおうのおしごと!」史上最高傑作の巻では?八一と名人の対局はハワイから始まり、将棋の名門山形は天童市を経てあいの故郷和倉温泉「ひな鶴」での最終局。その間に八一は様々な経験と挫折感を味わい、自分を見失いかけて?あいや姉弟子に辛くあたってしまう。あいも健気だけど今回銀子さんが無性にカワイイ(^.^)おっと(笑)名人に無くて自分に有るものに気付いた八一は奇跡と軌跡を興す♪ホントに熱くて暖かい!ベタなセリフをギャグのオブラートで2017/02/17
まんがジジィ
84
おもしろかったです。(^○^) (一応感想を書いたのですが消しました、一言で済ませます)(~_~;)2017/02/24