出版社内容情報
その説明、ちゃんと伝わってますか?サイエンス・ライター×「わかりやすい技術」
情報が多様化する現代。
サイエンス作家が初公開! 誰でも使える「わかりやすい技術」
知識ばかり多い「教養バカ」や、専門知識しか持たない「タコツボ」では、生き残っていくことはできない。
相手にわかりやすく伝える技術が求められているのである。
では、どうすればよいか。
本書は、そんな「伝え方」「説明」に悩みを持った人に、サイエンスライターとして、文系・理系ともに支持される竹内先生が、「わかりやすさ」のツボをおしえる1冊。いまでこそ、TVのコメンテーターとして引っ張りだこの著者だが、「話がわかりにくい」と悩んだ時期もあったそう。そこから、経験を重ねるうちに、「わかりやすさ」には「ツボ」があり、それを踏まえれば、どんな相手からも「わかりやすい!」と信頼されることを発見!わかりやすい技術を磨いていった。
「場数は必要だが、遠回りしないでほしい。」
そう願う著者が、その長い経験から培った「わかりやすさのツボ」をおしみなく開陳する。
「教養バカ」
序章 教養バカが社会をダメにしている
1章 世の中は「わかりやすさ」を求めている
・結局、何がいいたいの?
・わかりやすさとは何か?
・たいせつなのは言葉よりもイメージ
・言語学に学べ!
・医者の話はなぜわかりにくいか
・言葉だけで伝えるむずかしさ
・教養バカが陥りやすいミス
・ピカソのような上司の指示
・「他者意識」って何?
・言葉を増やそう? 新しい言葉
・かんたんな言葉を使えばいいわけではない
・言葉に頼るな!
・0.1秒で伝わる!
2章 わかりやすい説明7つの技術
・考えてみてください
・?つなぎの言葉
・技術? 脳内にハテナを作れ
・技術? 一文は短く
・技術? とにかく、3を使え
・?キャッチフレーズをつくれ!
・?「結論は、最初!」とは限らない
・技術? 二分法は取扱注意
・技術?NHKのスピードを!
・わかりやすさは、シミュレーションできる
・技術? カンペは絵で
・技術? 相手の言いたいことをまとめる
3章 教養があるのに話がわかりづらい人
・教養バカは話が長い
・自分を知ってもらわなきゃという思い込み!『長話・回り道族』
・自分が使う言葉は誰でも知っているという思い込み!『専門用語連発族』
1:「間違いは悪!」 『準備メモ朗読族』
・大切なことは繰り返さなきゃという思い込み!『リピート族』
3:話をまとめる俺ってイケてる!『要するに族』
・よどみがない方が聞きやすいという思い込み!『間なし族』
・自分の意見は絶対という思い込み!『高圧族』
4章 語彙力を増やそう
【語彙が乏しいとヤバイ!?】
・語彙が少ない=思考パターンが少ない
・作家は言葉がきめ細かい
・作家は死んだ!?
・語彙力こそが「わかりやすさ」である
・言葉を増やそう?濫読のススメ
言葉を増やそう? ことわざと四字熟語
言葉を増やそう? 類語辞典
・言葉を増やそう? オノマトペ
言葉を増やそう? 言い換える
・言葉を増やそう? 違う表現を混ぜる
・文系と理系は学校の都合で生まれた
・?:科学ニュース
・文理融合?:フィクションを楽しむ
・覚えたことを実戦投入
5章 わかりやすいを疑おう
【「わかった!」で思考停止するのは危険】
・平均値にダマされるな
・宝くじが当たる確率が高い売り場は?
・トクホと機能性表示食品の違い
・カロリーゼロなのに太る
・数字のインパクトに騙されない
・レタス1個分の食物繊維は?
・あなたが飲んでいるその水は
・遺伝子組換えかも
・「?らしいですよ」は信用するな
・属人思考と属事思考
・ネット検索はバカになる
6章 脳内に「絵」を描くトレーニング
・伝えたと伝わったのあいだ
・頭の中に絵を書こう その1
・言葉だけでなくイメージ
・わかりやすい文章を書く究極のコツ
・頭の中に絵を書こう その2
・子どもの発想を潰してはいけない
・わかりやすさとは「頭の中に絵を描くこと」「相手の頭の中に絵を描かせること」】
竹内 薫[タケウチ カオル]
サイエンスライター。科学の真面目な解説があるかと思えば、それを小説風に料理したSFタッチのショートショートも登場する。SFか現実かわからない不可思議なミステリーも飛び出す。本の多くには変幻自在のシュレ猫が登場する。科学評論、エッセイ、書評、講演などを精力的にこなす。1960年東京生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。NHK Eテレ「サイエンスZERO」、「たけしのコマ大数学科」など。
嵯峨野 功一[サガノ コウイチ]
辛酸なめこ[シンサンナメコ]
内容説明
真の教養人は話し方が違う。教養のある人は、幅広い知識をもっていて、しかも話がおもしろい。しかし、こんな人も存在します。知識だけは豊富。けれど、話におもしろみがない。専門のことしか知らない。コピペでものごとを語る。「なぜ?」と聞かれるとキレる…。彼らは知識をひけらかしているだけの「教養バカ」なのです。では真の教養人に必要なこととは?それは「わかりやすさ」。あなたが誰から見ても教養のある話し方ができる。これが本書の最終目標です。
目次
1章 教養人の話し方は、なぜわかりやすいのか
2章 教養人が使っている「わかりやすさ」10の技術
3章 あなたの周りの「教養バカ」7つのタイプ
4章 語彙力こそが「わかりやすさ」である
5章 “脱・思考停止”「わかりやすさ」にダマされるな
6章 心に刺さるフレーズのつくり方
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
1960年東京生まれ。猫好きサイエンス作家として、科学書の執筆、講演、テレビ出演を精力的にこなしている。英語と理数プログラミング教育を謳うインターナショナルスクールの校長も務める
嵯峨野功一[サガノコウイチ]
放送作家。1975年東京生まれ。専門学校を卒業後、96年より放送作家として、古舘プロジェクトに所属。小学生を対象にした「さくさく作文教室」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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