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出版社内容情報
ある日、ごく普通の柚木九太(ゆずき・きゅうた)は、「宣誓術」によって動く人形ーー誓文人形(オートスクロール)に襲われた。
病院で目が覚ますと、「誓文」で動く心臓を移植され、「誓文人間」になってしまっていた!
科学とともにゴーレム技術が発達した現代を舞台に、
「人を人たらしめるものは何か」を問うジュブナイルファンタジー!
古代倭国ファンタジー『峠鬼』で熱狂を呼んでいる新鋭・鶴淵けんじの初期連載作。
入手困難となっていた幻の名作が、装いを新たに完全版として再登場!
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【「宣誓術」とは】
言葉の持つ秩序からエネルギーを取り出し、人形を操るテクノロジーのこと。
中世に錬金術とともに発展し、今なお科学産業の礎となっている。
全国の学校には宣誓術を学ぶ部活動「誓文部」もある。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へ~ジック
4
着想が中々面白い。ゴーレムを作る魔法が科学になって現代まで生き残った世界。古代の魔法書を巡る二大勢力の一戦闘を巻き込まれてしまった少年の視点で描く。こう、ボーイミーツガールのしっとり感がね。良いよね。2024/02/14
みやしん
3
世界観はなかなかに仕上がっているのだが、対立相手の両陣営の本意がいずれもどっちつかず。社会と巻物の考え方が両者あやふやなんてもんじゃない。司法行政にも影響を持つ福祉局を構造的悪役にしたい意図はわからなくはないけど、根拠は不透明。せめて読者には、どう世間を欺いてたのかわかればもう少し感想はあった。完全版と銘打つだけあって、学園パート(特にあのコワモテ君)に一応幕引きを用意したことは評価できる。2023/07/30
mt.gucti
2
これからだというところなのに惜しい。2024/05/23
nas
1
情報の絞り方と言うか出し方が好きだな。バックボーンの話について色々すっ飛ばしつつなんとなく概要っぽいことはわかるバランスがいい。2025/06/08
たけのこ
1
『峠鬼』の鶴淵けんじ先生の過去作ですね。「誓文」によって動く人形とか技術が発展した世界。いろんなことを考えるひとたちの争いに巻き込まれていく主人公。完全版とはいえ途中で終わった感はありますが、いいキャラもいっぱいいるしいつかまた続きが読みたいですね。2023/07/17