出版社内容情報
AI(人工知能)にも負けない知性を養う!◆AIにも負けない知性をつくる!
・悩んでも混乱せず、問いから逃げない
・仕事の中に自己本位の要素を確保する
・「覚悟を決めた」学問は前頭葉を鍛える
・知の力でメンタルの悩みから解放される
・自分の力を信じるあり方から離れてみる
◆タフな知性は「生存戦略」として最も有効だ
知性とは困難や厳しい現実に直面したときに、その原因が何かを見極め、取りうる選択肢を探し対処する力に他ならない。つまり真の知性とは「生きる力」そのものだが、現代は知性に対するアンチとしての「反知性主義」が台頭したり、AI(人工知能)が今後人間の知能を凌駕するともいわれており、知性の力が改めて問われている。誰もが訓練により高められるものとしての知性を鍛え、普遍的な力を手に入れる。
◆AI(人工知能)、反知性主義の台頭……移ろう時代に〈本物のさびない知性〉を養う!
知性があれば、折れない、しがみつかない、動じない!
はじめに
第1章 悩みぬくことで鍛えられる知性
第2章 激変する時代を切り拓く知性
第3章 肚、身体に宿る知性
第4章 自我を解き放つ知性
第5章 探求を続ける者から生まれ出る知性
第1章 答えはすぐに見つからない。「悩みぬく力」を鍛えよ
・時間がかかってもいいから、一度そのことについて悩みぬくこと
・自分の人生に与えられた悩みを悩みぬくことが日々を真に自分らしく生きるためには必
要
・ただやみくもに悩めばいいのではない――しのぐテクニックとしてのスプリッティング
(目の前の単純作業に意識を集中させる)と脱同一化(感情とそれを観察する自分を分け
る)
・悩み抜く、しかし重くなり過ぎない
第2章 流行におもねらず到達する「つらぬく力」をもて
・時流や流行にのったものは2割増しに見える
・流行におもねらないことで、何が見えてくるのか。ただし、流行=悪では決してない
・おもねらないということは自分の価値観や信念とマッチングしてみて、本当にそうか?
と問うてみること
・他人におもねらず、自分が本当だと思うことや心から楽しいことを自らの責任で口にす
る……「論評は世におもねらず、所信を貫くべきである」
・おもねらない=よりかからない ⇒「ぶれない」
第3章 「探求する力」でネットでググッた、のもっと先へゆく
・ネット検索で探求は誰にも身近なものになったのか ⇒本当に探求することはもっと苦
しい、大変
・「抑えがたい渇望」としての探求が、自分を突き動かす……例)問題を解決しようと渇
望する科学者のねばり強い探求心
・自分自身の動機を探求せよ……切実な探求でないとダメ
・その探求に対して、持続的な情熱をもてるかどうか
・探求する姿勢と方法――トライ&エラー、ラン&テスト等
第4章 激動の時代、「切り拓く力」で新しい軸をつくる
・自分の人生を切り拓く「自助(Self-Help)」の精神
・現実の厳しさに対し免疫がない人が増えている? ――学校教育で人生を切り拓く力を
養えるのか、どこで身につけられるのか
・チャレンジと失敗/希望を語ることの意味
・目標喪失の時代に、目標、モデルをどうやって描くか
・特別な才能を持ち合わせていない者が、どうすれば革新を起こせるのか
第5章 知性は身体に宿る、「胆力」を練る
・「物事に簡単に驚いたり恐れたりしない気力や度胸」は鍛えられるか
・瞬間的な怒りは頭ではなく腹でうけとめる
・心の軸になる言葉を身につける
・身体にしみこませる勉強法とは?
・身体知――人間の知性と身体の驚くべき関係
・肉体を持たないAI(人工知能)がバランスの良い知性を得るためには、身体を獲得す
る必要がある?
齋藤 孝[サイトウ タカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。日本語ブームをつくった『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞。著書に『新しい学力』(岩波新書)、『使う哲学』(ベスト新書)、『語彙力こそが教養である』 (KADOKAWA)など多数。NHKEテレ「にほんごであそぼ」総合指導。
内容説明
タフな知性は「生存戦略」として最も有効だ。知性とは困難や厳しい現実に直面したときに、その原因が何かを見極め、取りうる選択肢を探し対処する力に他ならない。つまり真の知性とは「生きる力」そのものだが、現代は知性に対するアンチとしての「反知性主義」が台頭したり、AI(人工知能)が今後人間の知能を凌駕するともいわれており、知性の力が改めて問われている。誰もが訓練により高められるものとしての知性を鍛え、普遍的な力を手に入れる。
目次
第1章 悩みぬくことで鍛えられる知性(近代日本屈指の知性・漱石に学ぶ;自分を見失いがちな状況でどう振るまうか ほか)
第2章 激変する時代を切り拓く知性(イノベーションに適応する知性;古い時代へのノスタルジーはほどほどに ほか)
第3章 肚、身体に宿る知性(知性はヘソの下から湧き上がる;ストレス社会を「死の覚悟」で乗り切る? ほか)
第4章 自我を解き放つ知性(借り物ではなく、自分自身で考えるとは?;自分が取り払われていく瞬間に感動は訪れる ほか)
第5章 探求する者がつかみ取る知性(私たちは本当の「探求」の醍醐味を忘れている;「ググる」ことで探求からむしろ遠ざかる? ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。日本語ブームをつくった『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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