SB新書<br> 重要事件で振り返る戦後日本史―日本を揺るがしたあの事件の真相

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SB新書
重要事件で振り返る戦後日本史―日本を揺るがしたあの事件の真相

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797385670
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0295

出版社内容情報

危機管理の達人が語るもう一つの戦後

あさま山荘事件、東大安田講堂攻防72時間、ひめゆりの塔事件――
「ミスター危機管理」こと、危機管理のエキスパート佐々淳行氏が指揮をとり、鎮圧した数々の難事件、重要事件を中心に
激動の戦後史を振り返る。

「あの事件とは一体何だったのか」……現代にも通じる教訓、今なお影響を与え続けている事件をひもとき
冴えわたる佐々節で、激動の戦後日本史を通観する!
歴史に名を残す重大事件を、見るだけでなく正しく「真っ只中」で体験してきた佐々氏ならではの証言。
「平時の能史、乱世の雄」とはよく言ったもの、マニュアルで解決できない事件では後者こそが活躍する。


第1章 現代に影響を与え続ける重大事件

第2章 占領下日本の世相があらわれた大事件

第3章 戦後「政治の季節」日本に襲来した嵐

第4章 高度経済成長の裏面史

第5章 国民の信頼を裏切った政界・官界スキャンダル

終章 社会を不安に陥れる事件の変容

【著者紹介】
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

内容説明

数多の大事件は、歴史の流れの中の「大見出し」だ。今の自分は、なぜここに存在するのか、日本はなぜ今の形で存在するのか―歴史を学ぶ意義がここにある。日本の方向を命がけで決断し、そのために汗を流した無数の先人たち。一度ばかりか二度までも、世の中の危険な流れを変えた著者が、戦後日本の大事件に自分史を重ねる。「国家危機管理」に半生を捧げた波瀾万丈のドキュメント。

目次

第1章 現代に影響を与え続ける重大事件
第2章 占領下日本の世相があらわれた大事件
第3章 戦後「政治の季節」日本に襲来した嵐
第4章 高度経済成長の裏面史
第5章 国民の信頼を裏切った政界・官界スキャンダル
終章 社会を不安に陥れる事件の変容

著者等紹介

佐々淳行[サッサアツユキ]
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四十八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著者に文藝春秋読者賞を受賞した『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』『連合赤軍「あさま山荘」事件』(ともに文藝春秋)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
敗戦から平成まで起きた数多の事件、それを警察の立場から振り返った一冊。とはいうものの紹介されている事件の数が多すぎて、その事件の概要に著者が多少コメントを付けたものが大半でどうも喰い足りない印象を受ける。それと書かれているのが著者が関わった事件の為、学生運動から新左翼といった政治的な事件が大半を占めている。戦後の政治史を多少読んだ人ならほとんどどの事件も知っているのではなかろうか。その為目新しいものは無かったかな。警察がどのように考えどのように動いたかの部分は、他の書籍では知る事が出来ないので面白いかな。2022/10/29

thee birdmen

48
壮絶なエピソードばかりで些か現実ばなれした感もありつつ、警視庁、内閣官房、防衛庁と国防一筋で任務に当たられてきた佐々さんの経験は、必ず後世に伝え残していかなくてはならないと痛感させられる本。 引退されて間もないオウムの上九一色村ガサ入れの時ですら、教訓が生かされていないことが露見している。『治安・防衛・外交・危機管理あってこその国である』という言葉は重い。備えあっての平和なのだから。 お亡くなりになられてしまったけれど、残してくれた書物は今後少しずつ読んでいこうと思います。2019/06/24

すしな

40
014-23. 昔は今よりも時間の流れが緩やかで、貧しいながらも幸せに暮らしていたのかなと思っていたのですが、幾度かの国家転覆の危機を乗り越えてここまで来てたんですね。学生運動なんかも、民主化運動だったらまだしも、海外の空港でマシンガンを乱射していたりと、日本どころか世界を揺るがしているにもかかわらず、服役していた過激派が釈放されるとメディアが持ち上げたりして、それを美化するような雰囲気があるなと。さらには地下鉄サリン事件が続いていますから、テロに関しては毅然とした対応が必要ですよね。2023/01/27

金吾

27
戦後日本を揺るがした事件の概要がわかるとともに警備のプロから見た視点も参考になります。全共闘や新左翼を甘えた学生たちの反乱と評価しているのは全く同意できます。2025/06/03

ひろし

22
文字通り『重要事件で振り返る戦後日本史』で、僕のように昭和の終わり(63年)生まれで学のない者にとっては戦後をマクロで俯瞰するために役立つ大変有難い本だった 。通史といっていいし、新書サイズだから内容は薄味だけど良書だと思う。印象的だったのは60年安保の時に社会党やメディアが『アメリカの戦争に巻き込まれる』と主張してネガキャンしていたこと。東大安田講堂を占拠した学生達の腹の底に『自分達が警察官・機動隊員を殺傷しても自分達は殺されることはない』という甘えた考えがあったこと。どちらも、今と何も変わらない。2016/01/25

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