マインドフル・リーダー―世界のトップが実践する「影響力」が覚醒する習慣

キャロル，マイケル【著】〈Ｃａｒｒｏｌｌ，Ｍｉｃｈａｅｌ〉/荻野 淳也【監訳】/樋口 アリシア夏来【訳】

ＳＢクリエイティブ（2016/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 275p／高さ 19cm
• 商品コード 9784797384970
• NDC分類 336.3
• Cコード C0034

内容説明

なぜ、あの人には自然に人がついていくのか？ウォールストリート・米コロンビア大学・ペンシルバニア大学ウォートン校をはじめ、グーグルの研修にも影響を与えた、人生と仕事を変えるマインドフルネス実践活用法。「瞑想」と毎日の生活の中でできるトレーニング付き。

目次

１　心を開く―自分自身と仲間の力を最大限に引き出すために（職場の現実に心を開く；「自己欺瞞」を克服する―なぜ、私達は間違うのか　ほか）
２　マインドフル・リーダーの「１０の力」を磨く（シンプリシティ―混乱から逃れる；落着き―心を集中させる　ほか）
３　マインドフル・リーダーの仕事術―仕事と全存在をシンクロさせる（心・体・環境へのコントロールを手放す；全体とかかわる　ほか）
４　「何もしない時間」を実践する瞑想と黙想のトレーニング（瞑想；黙想　ほか）

著者等紹介

キャロル，マイケル［キャロル，マイケル］ ［Ｃａｒｒｏｌｌ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
シアソン・リーマン／アメリカン・エキスプレス、サイモン＆シュスター、ウォルト・ディズニー・カンパニーなどで経営幹部を務める。また、プロクター・アンド・ギャンブル、コムキャスト、ユニリーバ、アストラゼネカなどの会社にてコンサルティングとコーチングを行なう。１９７６年よりチベット仏教を勉強し、１９８２年に仏教徒学校を卒業。ウォートンビジネススクール、コロンビア大学、スワースモアカレッジ、セントメアリーズ大学、クリパル、ケープコッドインスティチュート、ゼン・マウンテン・モナスタリー、オメガ・インスティチュート、その他アメリカ全土、カナダ、ヨーロッパにおいて講演を行なっている

荻野淳也［オギノジュンヤ］
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事。株式会社ライフスタイルプロデュース代表取締役。Ｇｏｏｇｌｅで生まれた脳科学とマインドフルネスの能力開発メソッド「ＳＥＡＲＣＨ　ＩＮＳＩＤＥ　ＹＯＵＲＳＥＬＦ」の認定講師であり、日本でＳＩＹプログラムを初めて開催。リーダーシップ開発、組織開発の分野で、上場企業からベンチャー企業までを対象に、コンサルティング、エグゼクティブコーチングに従事。外資系コンサルティング会社勤務後、スタートアップ企業のＩＰＯ担当や取締役を経て、現職

樋口アリシア夏来［ヒグチアリシアナツキ］
東京生まれ。アメリカ人の父と日本人の母のもとで育ち、幼少期よりピアノ、演劇を学ぶ。東京都立芸術高等学校音楽科（現・都立総合芸術高校）を卒業後、合唱分野での現代音楽に積極的に取り組みはじめ、言葉と音楽、そして人間同士のコミュニケーションに強く関心を持つ。禅の僧侶である夫と結婚後、ドイツの首都ベルリンへ移住。アーティストの日記やブログ、舞台公演資料、マインドフルネスのワークショップテキスト等の翻訳を行なう（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yasutaka Hori]

読書をしていると、全体的には入り込めないけど、数ページだけ「ハッとする」箇所に出会うということがあります。この本はその類でした。職場での気づきの能力という話、「現実的で在る」という話。特に後者に補足であった「理想のために道を見失わない」というのはその通りと納得。現実主義よりも理想主義を優先するがゆえに、いきなり素晴らしい世界を創ることを目指し、結果的にそうでない現実に対応できない（ときに不満を抱く）。一気に俗っぽい言い方だけど、折衷案を積み重ねながらもコツコツとということかしら。

2024/01/29