世界最高の処世術 菜根譚

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世界最高の処世術 菜根譚

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797382631
  • NDC分類 159
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「狡さ」と「賢さ」を身につけなさい

■処世訓の超名作『菜根譚』を現代リーダーに向けて読みなおす

論語と並び、各界のリーダーたちが座右の書としてきた処世訓の傑作・「菜根譚」。
これまで多くの解説書や名言集で取り上げられ、ベストセラーの生み出されてきた古典。
しかし、名前こそ知れど、まだまだ身近に味わい尽くせていない人は多いはず。
そこで本書では、「人間関係・人づきあいに長ける智恵」の切り口で、ビジネスマン向けに「菜根譚」を再解釈する。

とくに、リーダーは、人の上に立つ・人を動かすなど人間力が問われる。
表面的なテクニックではなく、本物の教養を身につけたいと欲する人にむけて
中国古典の大家が教える!

序章 なぜ松下幸之助は『菜根譚』をむさぼり読んだか

第1章 周囲の信頼を集める
名誉は独り占めにしない
不愉快な忠告こそ自分を向上させる
「一苦一楽」 動かぬ確信を身につける
細事に手を抜かない
倹約も度が過ぎれば道に反す

第2章 したたかに組織でいきぬく智恵
あきらめても投げ出さない
余裕をもって対処せよ
才能を見せびらかすな
百忍で耐え抜く
進むために退く

第3章 ついていきたいリーダーのふるまい
厳しさの中に温かさを
多弁より寡黙でありたい
リラックスと緊張感
花は五分咲きが見事
バランスが大事である

第4章 勝ち続けるチームをつくる智恵
成功の報酬は人に譲る
水清ければ魚すまず
波に乗っているときほど慎重に
人格が主人で才能は召使
平凡の中に成功のカギがある

第5章 トラブル・嫉妬・攻撃を回避する智恵
ものは考えよう
失敗をバネにする
天の意思を跳ね返す
肝心なのは自分である
たゆまぬ努力で機を待つ
終章 洪応明と戦乱の時代

※「菜根譚」とは?
中国の明代末期に成立した、処世訓の最高傑作とされる洪自誠の『菜根譚』。
その不思議な書名は「堅い菜根をかみしめるように苦しい境遇に耐えれば、人は多くのことを成し遂げられる」という故事に由来する。日本でも松下幸之助など各界リーダーの座右の書として愛された名著。

【著者紹介】
昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学中国文学科修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演などで活躍。研究のための学問ではなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を平易な語り口でわかりやすく説く。SBI大学院で経営者・リーダー向けに中国古典の講義を続けるなど、広く支持されている。著書に、『菜根譚』 (PHP)、『孫子の兵法』 (三笠書房)、『中国古典「一日一話」』 ( 三笠書房)、『〈新訳〉菜根譚』 (PHP)、『孫子に学ぶ12章』 (角川マガジンズ)、『「貞観政要」のリ-ダ-学』 (プレジデント社)など多数。

内容説明

組織でしたたかに生きる大人の智恵。人間関係の原理原則を記した歴史的名著が、中国古典の大家によるわかりやすい解説で現代によみがえる!

目次

第1章 人間的魅力を身につける
第2章 人の信頼を勝ち取る
第3章 組織でしたたかに生きる
第4章 人付き合いの極意を知る
第5章 逆境を乗り切る
第6章 バランス感覚を磨く
第7章 心豊かに生きる

著者等紹介

守屋洋[モリヤヒロシ]
著述家、中国文学者。昭和7年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学科修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演などで活躍。SBI大学院で経営者・リーダー向けに中国古典の講義を続けるなど、広く支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こなつ

25
儒教、道教、(もうひとつ何だっけ^^;)の三つがミックスされた菜根譚。儒教はエリート向け。道教は、一般向け。程よくミックスされた菜根譚の教えには、人間関係の付かず離れずや、自分の能力を日頃から出し切らずブレーキをかけることにより8割の能力の余力を残し継続し、燃焼してしまわないようにする。など、ついつい自分自身が忘れがちで焦って出来ていないことを振り返ることが出来た。なかなか良い本だと思う。2017/03/15

ルル

21
読む時期によって響く場所や深化させたいパートが変わるので、何度か読み込もうと思います(*^-^*)2017/05/19

いろは

17
日本には江戸時代に紹介され、読み継がれ、四百年ほど前にできた中国古典の歴史的名著である『菜根譚』の、分かりやすい解説である。私は、今年で二十代も半ばになり、今までは、自分の地図を模索中だったが、もうそろそろ、あっちへふらふら、こっちへふらふら、ぼんやり病とうろうろ病の間を行ったり来たりはできないと思った。これからの人生、自分なりの見識や生き方をしっかり持った本物になりたい。その為には、しっかり働いて、読書、音楽、映画、美術と、様々な芸術に造詣を深めて、自分の主体性、軸、信念を確立していかなければならない。2019/02/19

江口 浩平@教育委員会

11
【古典】中国の古典『菜根譚』の中から、主に人間関係に関する箇所に、書き下し文と解説を加えたもの。解説がとても平易で分かりやすいが、ぜひ書き下し文で諳誦できるようになりたいと感じた。例えば、理想の姿として挙げられていた「清にしてよく容るるあり。仁にしてよく断を善くす。明にして察に傷れず。直にして矯に過ぎず」など。一つひとつの言葉の意味を味わいながら、自分のモノにしていきたいと思った。なお、書き下し文を見て自分なりに意味を推察した上で解説を読むと、さらに自分に引きつけた学びになると感じた。2016/01/30

Shinya

6
解説付でわかりやすいと言えばわかりやすくて、とっかかりにはよいかと。解説がうるさいとも感じられるので、岩波文庫とかで読み直したい。古今東西耳が痛くなるようなご指摘をしてくれる言葉(本)はあるが、実生活の中で気づき、改善していく力はこれらを読んでるだけでは身につかない気がする。2017/04/03

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