出版社内容情報
First Look. First Shoot. First Kill.【現代戦を戦う最新の戦闘機・爆撃機に必須のステルス技術を航空評論家の第一人者・青木謙知氏が1冊にまとめました。】
【『F-22はなぜ最強といわれるのか』『第5世代戦闘機F-35の凄さに迫る!』などの著者・青木謙知氏が、現在明らかになっているステルスの技術を徹底解説します。先進技術実証機・三菱X-2はもちろん、最強戦闘機として名高いF-22、平成29(2017)年度以降に航空自衛隊で運用が始まるF-35A、すでに実戦投入されているF-117、B-2といったステルス機の技術まで豊富な写真とイラストでわかりやすく解説します。】
■リード
2016年1月28日、防衛装備庁は愛知県で先進技術実証機・三菱X-2を報道公開しました。X-2で検証される技術の中で高い関心が持たれているのはレーダーに対するステルス性でしょう。ステルス技術は、研究している各国でトップ・シークレットなので情報は極めて限られています。戦闘機が発展の過程でジェット機であることがあたり前になり、超音速飛行能力やレーダーの搭載が常識化してきたように、ステルス性も将来の戦闘機に必須の能力となることは間違いありません。そこで本書では「X-2とはなにか」という素朴な疑問を皮切りに、現在公開されているステルス技術の最新情報を1冊にまとめていきます。
【この本の内容(一部)】
●先進技術実証機・三菱X-2とは何か?
●レーダー反射断面積(RCS)を小さくする3つの技術
●将来戦闘機の新技術「スマート・スキン」とは?
●防衛省の「i3戦闘機」が敵を凌駕する7つの特徴とは?
●光速で一瞬のうちに敵を撃破する
●F-3への課題とX-2の価値
●F-4ファントム?のコンパス・ゴースト計画
●なぜU-2は黒一色に塗られたのか?
●現在の技術だと完全には消せない飛行機雲
●騒音を減らす「音響ステルス」
●ロシアのパッシブ(受動)式赤外線捜索追跡装置は脅威?
●戦闘機の赤外線の発生源はエンジン排気口だけではない
●「木製の奇跡」と呼ばれた軽爆撃機
●被探知距離を1/2にするにはRCSを1/16に
●XバンドとKuバンドに対して高いステルス性が求められるワケ
●「レーダー波吸収素材(RAM)」とは?
●位相が逆の波を当てて相殺する
●約20年間、1機も撃墜されなかったロッキードSR-71
●中国の核実験を4回偵察したロッキードD-21
●レーダー電波の反射方向を限定する「エッジ・マネージメント」
……
第1章 先進技術実証機「三菱X-2」とは?
第2章 ステルス技術
第3章 アメリカでの研究と実践
第4章 ステルス機と実戦
第5章 アメリカ以外のステルス機
青木 謙知[アオキ ヨシトモ]
1954年12月、北海道札幌市生まれ。1977年3月、立教大学社会学部卒業。1984年1月、月刊『航空ジャーナル』編集長。1988年6月、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる。航空専門誌などへの寄稿だけでなく新聞、週刊誌、通信社などにも航空・軍事問題に関するコメントを寄せている。著書は『F-4 ファントムIIの科学』『F-15Jの科学』『F-2の科学』『徹底検証! V-22オスプレイ』『ユーロファイター タイフーンの実力に迫る』『第5世代戦闘機F-35の凄さに迫る!』『自衛隊戦闘機はどれだけ強いのか?』『F-22はなぜ最強といわれるのか』(サイエンス・アイ新書)など多数。日本テレビ客員解説員。
内容説明
2016年1月28日、防衛装備庁は愛知県で先進技術実証機・三菱X‐2を報道公開しました。X‐2で検証される技術の中で高い関心を集めているのはレーダーに対するステルス性でしょう。戦闘機は発展の過程でジェット機であることがあたり前になり、超音速飛行能力やレーダーの搭載も常識化してきました。ステルス性も間違いなく将来の戦闘機に必須の能力となります。そこで本書では、研究各国がトップ・シークレットとするステルス技術を可能な限り調べ、最新情報を1冊にまとめていきます。
目次
第1章 先進技術実証機「三菱X‐2」とは?(三菱X‐2とは?;「X」の意味 ほか)
第2章 ステルス技術(ステルスとは?;人による航空機の探知 ほか)
第3章 アメリカでの研究と実践(U‐2撃墜の衝撃;U‐2の対レーダー対策 ほか)
第4章 ステルス機と実戦(F‐117の初陣 パナマ侵攻1;F‐117Aの役割 パナマ侵攻2 ほか)
第5章 アメリカ以外のステルス機(アメリカ以外のステルス機の現況は?;スホーイT‐50 1 概要 ほか)
著者等紹介
青木謙知[アオキヨシトモ]
1954年12月、北海道札幌市生まれ。1977年3月、立教大学社会学部卒業。1984年1月、月刊『航空ジャーナル』編集長。1988年6月、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる。航空専門誌などへの寄稿だけでなく新聞、週刊誌、通信社などにも航空・軍事問題に関するコメントを寄せている。日本テレビ客員解説員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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