暗号技術入門―秘密の国のアリス (第3版)

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暗号技術入門―秘密の国のアリス (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 446p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784797382228
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0055

出版社内容情報

世界で最も分かりやすい暗号技術の入門書

2008年の刊行以来、セキュリティ関連部門で長期間トップをキープしている『新版暗号技術入門』の改訂版です。

「対称暗号」「公開鍵暗号」「デジタル署名」「PKI」「PGP」「SSL/TLS」など、暗号技術の基礎を、たくさんの図とやさしい文章で解説しています。

今回の《第3版》では、 これまでの基本的な暗号技術の解説に加えて、 大幅な加筆修正を行っています。

・現代の暗号技術に関するアップデート
・SHA-3のコンペティションとSHA-3(Keccak)の構造
・POODLEなどのSSL/TLSへの攻撃
・認証付き暗号の紹介
・ビットコインと暗号技術の関係
・楕円曲線暗号の紹介

セキュリティ関連技術者はもちろん、現代を生きるすべての人にとって必読の一冊です。

はじめに
暗号の世界ひとめぐり

●第一部 暗号
・歴史上の暗号 ―― 他人が読めない文章を作る
・対称暗号(共通鍵暗号) ―― 1つの鍵で暗号化し、同じ鍵で復号化する
・ブロック暗号のモード ―― ブロック暗号を正しく用いるために
・公開鍵暗号 ―― 公開鍵で暗号化し、プライベート鍵で復号化する
・ハイブリッド暗号システム ―― 対称暗号でスピードアップし、公開鍵暗号でセッション鍵を守る

●第二部 認証
・一方向ハッシュ関数 ―― メッセージの「指紋」をとる(SHA-3とKeccakの構造を含む)
・メッセージ認証コード ―― メッセージは正しく送られてきたか
・デジタル署名 ―― このメッセージを書いたのは誰か
・証明書 ―― 公開鍵へのデジタル署名

●第三部 鍵・乱数・応用技術
・鍵 ―― 秘密のエッセンス
・乱数 ―― 予測不可能性の源
・PGP ―― 暗号技術を組み合わせる職人芸
・SSL/TLS ―― セキュアな通信のために(POODLE攻撃なども含む)
・暗号技術と現実社会 ―― 不完全なセキュリティの中で生きる私たち(ビットコインと暗号技術も含む)

付録:楕円曲線暗号
付録:暗号技術確認クイズ
付録:参考文献

【著者紹介】
結城浩 1963年生まれ。プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を執筆。最新作は『数学ガール』シリーズ。J.S.バッハの「フーガの技法」が大好きな、プロテスタントのクリスチャン。2014年度日本数学会出版賞受賞。

内容説明

現代の暗号はこうなっていたのか。たくさんの図と、やさしい文章で現代の暗号を解き明かす。大幅なアップデートとともに、「仮想通貨ビットコイン」「楕円曲線暗号」を新たに加筆。

目次

第1部 暗号(暗号の世界ひとめぐり;歴史上の暗号―他人が読めない文章を作る;対称暗号(共通鍵暗号)―1つの鍵で暗号化し、同じ鍵で復号化する
ブロック暗号のモード―ブロック暗号をどのように繰り返すか
公開鍵暗号―公開鍵で暗号化し、プライベート鍵で復号化する
ハイブリッド暗号システム―対称暗号でスピードアップし、公開鍵暗号でセッション鍵を守る)
第2部 認証(一方向ハッシュ関数―メッセージの「指紋」をとる;メッセージ認証コード―メッセージは正しく送られてきたか;デジタル署名―このメッセージを書いたのは誰か;証明書―公開鍵へのデジタル署名)
第3部 鍵・乱数・応用技術(鍵―秘密のエッセンス;乱数―予測不可能性の源;PGP―暗号技術を組み合わせる職人芸;SSL/TLS―セキュアな通信のために;暗号技術と現実社会―不完全なセキュリティの中で生きる私たち;楕円曲線暗号暗号技術確認クイズ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそまん

17
非常にわかりやすく、かつ読みやすい。対象鍵暗号、公開鍵暗号、ハッシュ、メッセージ認証、デジタル署名、証明書などについて図をふんだんに使って丁寧に説明されています。情報セキュリティの初学者にとってはオススメの1冊だし、そうでなくても一読をオススメしたい1冊です。2021/01/06

youkari117

13
Kindleで読了。豊富な図解と具体例で、今まで何となくわかった気になっていたセキュリティ周りの知識が一気に整理されました。分かりやすいのもそうなのですが、普通に知的好奇心を刺激されるので、あまり苦痛を感じず読み進めることができます。セキュリティの初学者であれば最初の1冊目として本書を選択したことに、失敗した!、と感じることはないはずです。名著との評価は伊達ではありませんでした。おすすめです。2019/08/10

イワトコナマズ

11
暗号の中でも特に通信技術に使われているものを中心に説明されています。暗号の歴史よりも、暗号の仕組みについて詳しく書かれています。概要を説明した後に、具体例が示されていて理解しやすかったです。2016/01/17

朝乃湿原

10
古代からある暗号技術であるが、現状の暗号技術を知るために、本書を選択した。暗号学者の道具箱、すなわち「対称暗号」「公開鍵暗号」「一方向ハッシュ関数」「メッセージ認証コード」「デジタル署名」「疑似乱数生成器」この6つが、初心者にもわかりやすく説明されている。暗号というと数学的なイメージが強いが、本書では数学的アプローチは僅かである。章末ではたとえ完全な暗号技術ができても、完全なセキュリティが達成できるわけではないと著者は強く説いている。一人一人が健全なセキュリティ意識を持つ必要があってはじめて、暗号技術はそ2023/12/27

ブロッコ・リー

8
暗号化アルゴリズム、特にブロック暗号について少しだけ理解が深まった。暗号化メールソフトPretty Good Privacy(PGP)についても、漸く鍵生成とその交換、公開鍵のユーザー認証の仕組みが理解できた。基本技術を丁寧に説明しているので他の文献を読む際のリファレンスとしても重宝しそうだ。2019/05/04

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