SB新書<br> 人と比べない生き方―劣等感を力に変える処方箋

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SB新書
人と比べない生き方―劣等感を力に変える処方箋

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797381627
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0211

出版社内容情報

アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法

●人と比べることよりも比べ方のほうが問題!――アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法


仕事の能力、知識や経験、学歴や容姿、健康状態や運動能力、さらには性格や幸福度、趣味、財力、所有物、地位、家柄、家族関係、そして恋愛に関すること……
人はいろいろな点で自分と他人を比較し、ときに優越感を味わったり、ときに劣等感を抱くなどして、心の中で大なり小なり幸不幸を味わっている。

他人と比較することなしに社会の中で生きていくのがほぼ不可能なのが現実。だから、他人と比べることの良し悪しを議論することはあまり意味がないのである。
それよりも他人と比較することで心の平穏が乱れたり、あまりにも優越感を抱きすぎて傲慢になり、そのために周囲と摩擦が生じてしまったりすることのほうが問題と言える。
つまり、他人と比べることより、その比べ方のほうが問題なのである。

本書は先行き不安な時代に自分や他人の長所・短所ばかり気になってしまう人に、最近注目のアドラー心理学からいかに劣等感から克服するかを学びながら、他人とうまくやっていくヒントを探るもの。

序章 幼いころから人と比べてばかりいませんか
人と比べるのは悪いことではない
競争するなら建設的な競争がいい
優越性の体験をどうさせていくか

第一章 対人関係の中での優越性
優越性を持つための方法論
人よりも優れた点と劣っている点をどう見るか

第二章 劣等感・コンプレックスとは何か
劣等感を優越性の追求に繋げるには
劣等感・コンプレックスの扱い方を考える

第三章 長所ばかり見る人、短所ばかり見る人
長所や短所の扱い方
物の見方が生き方を決定する

第四章 アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法
劣等感を乗り越えて勝つ体験をする
他の可能性や他の方法があるという発想の重要性

第五章 世の中に完璧な人はいない
「勝っている」と思えると幸せである
??イイ人?≠ノなることの意味とは

第六章 他人とうまくやっていくための処方箋
優越性の追求と人間関係
パーソナリティに反映する共同体感覚と優越性の追求

終章 今日からコンプレックスから卒業できる!
前向きに生きる方法論とは
共同体感覚と勝つ体験の意義

【著者紹介】
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。著書に『比べてわかる! フロイトとアドラーの心理学』『自分が自分でいられるコフート心理学入門』(以上、青春出版社)、『自分は自分 人は人』『感情的にならない本』(以上、新講社)など多数。

内容説明

人はついつい他人と比較し、優越感や劣等感を抱くなどして、心の中で大なり小なり幸不幸を味わっている。比べることは人間の普遍的な心理であり、比べずに社会の中で生きていくのはほぼ不可能。問題があるとしたら、むしろその比べ方にあるのである。嫉妬や羨望、不安などに苛まれる現代人が、比べることをいかに成長や発達への力の源としていくかを、アドラーやコフートの理論にもふれつつ探っていく。

目次

序章 幼いころから人と比べてばかりいませんか
第1章 対人関係の中での優越性
第2章 劣等感・コンプレックスとは何か
第3章 長所ばかり見る人、短所ばかり見る人
第4章 アドラーに学ぶ劣等感を力に変える方法
第5章 世の中に完璧な人はいない
第6章 他人とうまくやっていくための処方箋
終章 今日からコンプレックスから卒業できる!

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーみ

10
人と比べないのではなく、マイナーでもいいから誰もが持つ「人と比べて勝つ部分」で勝つ体験をしましょうってことですかね。ただし、皆で幸せになろうって気持ちも忘れずに。日本人はこの2つは両立できないと考えがちだが、例えばアメリカ人なんかは成功者が多額の寄付を好んで行うように、両立は可能。アドラー心理学のおさらいにもなったし、子育てや上司との関係性なんかにも役立つ内容でした。ただ、本の内容を意識する重要性はわかっても、意識したところで現実で上手くできないから困ってるんだよな…とちょっと思ったりもしました。2016/11/13

olive

4
アドラーを読んだ続きでのこちら。アドラー、コフートの理論を日本社会に置き換えて説明してあったりと、とてもよかったです。共同体感覚、私も高めていけたら。2016/02/27

きな子

4
前半正直私にはピンとこなかったけれど、後半のアドバイスは参考になった。2016/02/14

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

3
一つの競技で競争をするのではなく、複数の競技で競争し、結果を残して自分に自信を持つことができるような建設的な競争が望ましい、というのが筆者の主張であると思う。 たしかにその通りだとは思いながら読んでいたが、筆者が大学受験という日本人の人生におけるメインの競争で、東大医学部に合格するという結果を出しているから少し説得力に欠けていると思った。2017/09/02

みぃ

1
人は他人と比較せず社会で生きていくことはほぼ不可能。その、比べ方が問題。一つでもいいから、自分が光るものを探す。★42020/03/17

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