出版社内容情報
歴史を知ることで進むべき道が見えてくる!
日本の元祖エコノミストが解読する、世界の動き方! エコノミストならではの歴史を読み解く着眼点――経済合理性があるかどうか、物量の規模や経済指標などを駆使して世界史のダイナミズムに迫る。未来を読みとおす卓見は、歴史への正確な理解から生まれる!
【第一章 第一次世界大戦――帝国の崩壊】
・大戦で疲弊し、革命で滅亡「ロマノフ朝」
・大戦敗北で革命が勃発した「プロイセン王国~ドイツ帝国」
・敗戦で民族が独立した「オーストリア=ハンガリー帝国」
・大戦敗北の革命で滅亡した「オスマン朝」
【第二章 第二次世界大戦――植民地の消失】
・日本の傀儡国家「満州国」
・日本の敗戦で政府が亡命「ビルマ国」
・オランダからの独立を求めて消失した「インドネシア連邦共和国」
・敗戦によって王政の廃止が決定「イタリア王国」
・連合国勝利で霧散した「フランス国(ヴィシー政権)」
【第三章 「東西冷戦」とは何だったのか】
・欧州における冷戦終結の象徴「東ドイツ」
・東西代理戦争の敗者「南ベトナム」
・中国とソ連の対立を代理した「民主カンプチア」
・民族自決の流れで解体した「ユーゴスラビア」
・中東における反共産主義の防波堤だった「イラク王国」
【第四章 「中国」「北朝鮮」崩壊のシナリオ】
・習近平中国は、金正恩北朝鮮を見捨てた
・「共産党一党独裁体制」が崩壊するのは歴史の必然
・中国のバブル崩壊は起きないか起きるかではなく、いつ起きるかが問題だ
・朝鮮半島、南北統一後、何が起きるか
【第五章 東アジアの中で「日本」が繁栄するためには】
・日本はなぜ近代化に成功したか
・過去の成功はけっして未来の成功を保証しない
・ASEANやインドなど「親日」アジア諸国が「新たな世界の工場」になる
・日本企業が担うシェールガス革命
【著者紹介】
長谷川慶太郎(はせがわ・けいたろう)1927年京都市に生まれる。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、証券アナリストを経て、現在、多彩な評論活動を展開中。この間、石油危機の到来、冷戦の終焉を予見するなど政治・経済、国際情勢についての先見性をもつ的確な分析を提示。日本経済や産業の動向について、世界的、歴史的な視点も含めて独創的にとらえる国際派エコノミスト。1983年『世界が日本を見倣う日』で第3回石橋湛山賞を受賞。1994年『「超」価格破壊の時代』で日本経済のデフレ到来をいち早く予測、以後のデフレ論の嚆矢となる。著書に『シェールガス革命で世界は激変する』(東洋経済新報社)、『日本は史上最長の景気拡大に突入する』(PHP研究所)、『破綻する中国、繁栄する日本』(実業之日本社)、『長谷川慶太郎の大局を読む』シリーズ(李白社、徳間書店)等がある。
内容説明
20世紀は、苛烈な戦争の世紀でもあった。二度にわたる未曽有の世界大戦、そして国家総力戦としての「冷戦」。こうした過去の戦争がなにを発端とし、どのような経緯でいかにして終わったのか。これを正しく理解することで私たちは失敗を避けるための賢明な選択ができる。残念ならが学校で教わるような暗記主体の歴史教育、記憶力を問うテストでは、歴史の大局観を養うことはできない。いまを生きる私たちにとって意義があるのは、歴史の大きな流れをつかみ、その背景を丹念に読み解くことにほかならないからだ。「歴史を役立てて、未来を予測すること」―そのための必須教養を伝授する!
目次
第1章 20世紀、二度の大戦と世界の変容(19世紀の戦争と20世紀の戦争の違い;民族国家の誕生が新たな戦争の火種を生む ほか)
第2章 冷戦と現在に続く対立のはじまり(第三次世界大戦の勃発を確信していたスターリン;市民の3割近くが犠牲になったレニングラード包囲戦 ほか)
第3章 中国と北朝鮮、その成り立ちから現在(国共内戦により誕生した中華人民共和国;日本の運命を変えた朝鮮戦争の勃発と特需 ほか)
第4章 東アジアと日本の未来(日本にすり寄る北朝鮮;張成沢氏の粛清事件が意味するもの ほか)
著者等紹介
長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
1927年京都市に生まれる。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、証券アナリストを経て、現在、多彩な評論活動を展開中。日本経済や産業の動向について、世界的、歴史的な視点も含めて独創的にとらえる国際派エコノミスト。1983年『世界が日本を見倣う日』で第3回石橋湛山賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
今野 富康
Lila Eule
hotate3107
がんぞ