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千年の名文すらすら源氏物語

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  • サイズ B5判/ページ数 111p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784093621427
  • NDC分類 913.364
  • Cコード C0095

出版社内容情報

絵物語仕立てで読む、源氏物語ハイライト

源氏物語を、できれば原文で、意味をとりながらすらすら読めたら……。そんな願いを持っている人は数多いでしょう。でも、あまりに長いしむずかしい。そこで本書の登場です。ぜひ読んでいただきたいハイライト場面から、重要な、そして美しい名文をセレクトし、音読しながらおよその意味がとれるよう、総ルビ、部分訳付きとしました。わくわくする現代語訳をつけ、平安朝の風習や生活意識について、なるほどとわかる解説を添えました。省略した部分はあらすじで示し、たったの112ページで、「源氏物語を読み通した!」と実感していただけます。おまけに全編を、まさに女御・更衣が寵を競った宮中を彷彿させる美しい絵が彩り、絵物語仕立ての源氏物語となりました。

内容説明

本書は、長大な『源氏物語』のエッセンスを、誰でもすぐに味わえるよう、ストーリーの流れに沿って楽しく読み進めていける構成になっています。有名な場面を抜き出し、原文・現代語訳・解説で構成し、挿絵を添えました。光源氏の死後の物語については、「源氏亡き後の物語」に、あらすじを掲載しました。

目次

1 愛にさまよう青春(母、桐壷;藤壷現わる;雨夜の品定め ほか)
2 運命の暗転(紅葉の賀宴;朧月夜の過ち;車争い ほか)
3 老いと死を見つめて(六条院の女君;野分;女三の宮 ほか)

著者等紹介

岩佐美代子[イワサミヨコ]
1926年東京生れ。鶴見大学名誉教授。四歳の時に宮中に上がり、現天皇の姉宮、照宮成子内親王の遊び相手として女房生活を体験。幼少時より古典文学に親しみ、中世の女房日記・和歌を研究、平成12年度読売文学賞を『光厳院御集全釈』で受賞。大学退職前後より、長らく親しんだ『源氏物語』に関する本を多数刊行

おのでらえいこ[オノデラエイコ]
東京生れ。女子美術大学洋画科卒業。江戸友禅の工房、デザイン会社を経て、イラストレーターとして独立。雑誌、書籍、カレンダーなど、幅広いジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

27
このシリーズは、原文を目で見て口に出し、耳で聞いて味わうということを前面に押し出しているので、物語にとって重要かつ文章が綺麗で有名な場面がセレクトされている。朝顔や玉鬘他、何帖かは省かれていて、宇治十帖もあらすじだけの掲載だけど、原文の美しい語感とリズム感を堪能させていただきました(≧▽≦)カラー挿画や現代語訳に加えて、源氏物語のストーリーや当時の風習、時代背景がわかりやすく簡潔に解説されているので、入門書としてはもちろん、短時間で楽しみたいときにもおススメです。2017/03/14

双海(ふたみ)

16
古典の授業で習った一節は、高校生のころ毎日音読していたので今でもスラスラ声に出して読めました。気持ちがいいですね。掛詞だの縁語だの知っていたって音読しなくちゃダメよ、わかったことにはならないわ、という著者の姿勢に共感します。2014/08/24

ハルカ

1
いいとこどりで大まかなエピソードも分かるようになっている。成長してきた中の君や形見として見つけた浮船とか、最初に惚れた大君の影を見て女性を求める辺り、薫はちょっと義理の親父に似てると思った。が出来れば次は谷崎訳か原文を読んでみたいけど、うん、そのうちだ。2012/04/05

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