出版社内容情報
新幹線デザインに欠かせない仕事力
●ビジネスでの「革新的な創造」に求められる力
東海道新幹線が開通して半世紀――
今なお進化を続けるその雄姿は、
いかにつくりあげられてきたのか。
乗客が目にするその??カタチ?≠ノは、
多くの性能向上を実現すべく智慧と工夫が詰まっている。
どこを走るのか、誰が乗るのか。
そうした条件に対し最善を尽くすべく、
多くの技術者たちが集まるプロジェクトチーム。
その一員として、デザイナーは、
いったいどのような仕事をしているのか――。
東海道新幹線700系やN700系プロジェクトに参加した
インダストリアル・デザイナー・福田哲夫が、
新幹線車両のデザインの現場などを通して、
仕事をするうえで必要な「力」の本質を語る。
ビジネスにおける革新的な創造には、
コミュニケーションやチームワークに裏付けられた
「業務遂行能力」が欠かせない。
それらを下支えする「ひらめく力」「アイデアをカタチにする力」、
そして「チームをまとめる力」を、
描き下ろしのスケッチを交えながら
豊富な事例とともに紹介していく。
チームのひとりとして働く
すべてのビジネスパーソンに読んでほしい一冊。
プロローグ 鉄道車両デザインの「現場」
第1章 「デザイン」とは何か
人、モノ、情報の流れで磨かれる
第2章 N700系を生み出した「仕事」たち
革新的であっても、それは必然のDNA
第3章 ひらめきのための技術
「タマゴを描く」ということ
第4章 カタチのための技術
プロセスは観察から始まる
第5章 まとめるための技術
プロジェクトに必要なチームワーク
エピローグ 「点」ほどの「閃き」が「形」となる
【著者紹介】
インダストリアルデザイナー。1949年東京に生まれる。日産自動車のデザイナーを出発点として、独立後は公共交通機関や産業用機器を中心に、指輪から新幹線まで幅広い分野のデザインプロジェクトに携わる。特に新幹線車両では、トランスポーテーション機構(TDO)として300系、700系、N700系「のぞみ」をはじめ、400系「つばさ」、E2系「あさま」、E1系、E4系「MAX」の他数々の先行開発プロジェクトにも携わってきた。ビジネスやリゾート向けの特急車両、寝台車など鉄道車両の開発プロジェクトを評価され受賞多数。現在は産業技術大学院大学特任教授・名誉教授、京都精華大学客員教授、女子美術大学特別招聘講師ほか。(公財)日本デザイン振興会グッドデザイン・フェロー。共著に『プロダクトデザイン』日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)編(ワークスコーポレーション)。次世代を担う子どもたちへ「ものづくりの楽しさ」を伝えるワークショップ活動を通じて、未来への夢を一緒に描き語りかけている。
内容説明
N700系デザイナーが“スケッチ”で語る仕事の流儀。乗客が目にするその“カタチ”には、多くの性能向上を実現すべく智慧と工夫が詰まっている。どこを走るのか、誰が乗るのか。そうした条件に対し最善を尽くすべく、多くの技術者たちが集まるプロジェクトチーム。その一員として、デザイナーは、いったいどのような仕事をしているのか―。
目次
1 “デザイン”とは何か―N700系デザイナーの視点
2 新幹線はいかにしてカタチとなるのか―複合的に進化する高速鉄道のDNA
3 鉄道のサービスをデザインする―車両は“満足感を得られる空間”へ
4 ひらめきのための技術―人への思いやりが新幹線を磨く
5 カタチのための技術―美しく合理的であることへのアプローチ
6 まとめるための技術―プロジェクトを推進する力
著者等紹介
福田哲夫[フクダテツオ]
インダストリアルデザイナー。1949年東京に生まれる。日産自動車のデザイナーを出発点として、独立後は公共交通機関や産業用機器を中心に、指輪から新幹線まで幅広い分野のデザインプロジェクトに携わる。特に新幹線車両では、トランスポーテーション機構(TDO)のメンバーとして300系、700系、N700系「のぞみ」をはじめ、400系「つばさ」、E2系「あさま」、E1系、E4系「MAX」の他数々の先行開発プロジェクトにも携わってきた。現在は産業技術大学院大学特任教授・名誉教授、京都精華大学客員教授、女子美術大学特別招聘講師ほか。(公財)日本デザイン振興会グッドデザイン・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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