出版社内容情報
名医が教える腰痛の予防と改善
腰痛の原因として多い椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症。
本書はこの椎間板ヘルニア、または脊柱管狭窄症と診断された方に対して、
効果的な治療方法や、自分で治すための体操やストレッチ方法について解説した一冊です。
腰の痛みは我慢できない辛さです。
一概に腰の痛みといっても、その原因はさまざま。
正しい知識を持って、治療、予防に取り組むことが大切です。
腰痛の原因として特に多いのが、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症です。
腰椎椎間板ヘルニアは全国に100万人、腰部脊柱管狭窄症は全国に240万人の患者がいると言われています。
本書は、病院で椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症と診断された方に向けて、
その原因や治療法のほか、生活習慣の見直しや自宅での体操、
ストレッチなどで予防、改善する方法をわかりやすいイラストで紹介します。
はじめに
第1章 腰痛はなぜ起こるのか?
第2章 日常生活の中での腰痛予防・改善法
第3章 短時間でできる腰痛に効果的な体操&ストレッチ
第4章 一問・一答!患者さんから寄せられた質問・悩み
はじめに
第1章 腰痛はなぜ起こるのか?
坐骨神経痛は腰痛の一種 下肢にしびれや痛みを伴う
椎間板ヘルニアは、髄核が飛び出して神経を刺激する
ヘルニアが発生した椎間板によって、痛みや痺れの出る部位が特定される
多くの椎間板ヘルニアは、一般的な保存療法で回復する
保存療法が3カ月間、効果がなければ、ヘルニア切除の手術を選択
脊柱管狭窄症も、保存療法によって改善することが多い
脊柱管狭窄症のつらさから解放 さまざまな手術法
前かがみも後ろに反っても痛いのは、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の併発の可能性が
腰椎分離症は、成長期の子供によく起こる
腰椎変性すべり症 40歳代以降の女性に多い障害
他
第2章 日常生活の中での腰痛予防・改善法
立っている姿勢がすべての基本 腰椎をすっきりと立たせる
歩く姿勢がすべての動作の基本 ひざを曲げすぎないように注意する
最も気をつけたいイスに座る姿勢 腰にかかる負担がとても大きい
床や畳に座るなら、正座がもっとも腰にやさしい
寝る姿勢は横向きがいい 寝る、起きるの動作にも注意
姿勢・動作をまとめたLLST療法で、腰の自然な前彎を取り戻す
単なる腰痛症と坐骨神経痛を、ある程度、自分で診断してみる
問診はとても重要 受診の前にしっかり答えを用意しておく
視診、触診、画像検査、病院の検査で詳細な情報が得られる
他
第3章 短時間でできる腰痛に効果的な体操&ストレッチ
腰痛に効く基本のストレッチ 仕事や家事の合間にもおすすめ
再発防止ストレッチ 背筋、腹筋を無理なく鍛える
姿勢をよくする体幹トレーニング 腹横筋を引き締める
1日30分のウォーキングが、関節の動きをスムーズにしてくれる
足腰に不安がある人でも、水中ウォークなら負担が少ない
他
第4章 一問・一答!患者さんから寄せられた質問・悩み
体型によって腰痛になりやすいということがありますか?
小学生の子どもが腰が痛いと言うのですが。
坐骨神経とはどのような神経ですか?
スポーツをして坐骨神経痛を発症することはありますか?
坐骨神経痛を予防するためには、食事にも気を配ったほうがいいですか?
コルセットにもいろいろあると聞きました。どのように選べばいいですか?
座る姿勢を良くしようと思うのですが、すぐに乱れてしまいます。
神経ブロックとは、どのような治療なのでしょうか?
坐骨神経痛がいったん治りましたが、再発するのではと不安です。
【著者紹介】
1953年東京生まれ。1978年、金沢大学医学部卒業後、東京大学医学部整形外科学教室に入局。1986年、日本赤十字社医療センター整形外科に勤務。1994年、米国整形外科学会Traveling Fellowとして渡米。1997年、日本赤十字社医療センターリハビリテーション科部長。2006年より、日本赤十字社医療センター脊椎整形外科部長・脊椎センター長として勤務。日本整形外科学会会員、国際腰椎学会会員、日本脊椎脊髄病学会評議員、日本腰痛学会評議員などを兼任。
内容説明
前かがみが痛いときはイスを使った簡単体操、後ろに反ると痛いときは寝ながらストレッチ。正しい寝方、起き方、歩き方で腰痛は改善する!
目次
第1章 腰痛はなぜ起こるのか?(坐骨神経痛は腰痛の一種―下肢にしびれや痛みを伴う;坐骨神経とは末梢神経の1つ―下肢の筋肉の動きや皮膚の知覚をつかさどる ほか)
第2章 日常生活の中での腰痛予防・改善法(坐骨神経痛の治療と予防には―正しい姿勢を身につける;腰椎のカーブが特に重要―昔はまっすぐがいいとされていた ほか)
第3章 短時間でできる腰痛に効果的な体操&ストレッチ(体を支える筋肉の衰えが、腰椎の不調の原因となる;腰痛に効く基本のストレッチ―仕事や家事の合間にもおすすめ ほか)
第4章 一問一答!患者さんから寄せられた質問・悩み(体型によって腰痛になりやすいということがありますか?;小学生の子供が腰が痛いと言うのですが。 ほか)
著者等紹介
久野木順一[クノギジュンイチ]
1953年東京生まれ。1978年、金沢大学医学部卒業後、東京大学医学部整形外科学教室に入局。1986年、日本赤十字社医療センター整形外科に勤務。1994年、米国整形外科学会Traveling Fellowとして渡米。1997年、日本赤十字社医療センターリハビリテーション科部長。2006年より、日本赤十字社医療センター脊椎整形外科部長・脊椎センター長として勤務。日本整形外科学会会員、国際腰椎学会会員、日本脊椎脊髄病学会評議員、日本腰痛学会評議員などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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