出版社内容情報
心理学を商品開発にどう生かすかを具体的に紹介しながら、デザインのヒントを紹介する。デザインの初心者だけでなく、中・上級者にも「デザイン心理学」の理解に興味を持ち続けてもらえるよう、オムニバス的な形式を採用した。
内容説明
シニアが欲しくなる商品、作業がはかどるノート罫線、居心地の良い店舗、生産性が上がるオフィスは、心理学を用いればデザインできる!消費者・利用者が潜在的に欲しているモノ・コトを明らかにする。
目次
第1章 「デザイン心理学」とは
第2章 デザインへのヒント―人間の特性を知る
第3章 シニア向け商品をデザインする
第4章 ノートをデザインする、文字をデザインする
第5章 空間をデザインする
第6章 色とデザイン
第7章 科学的根拠が求められる理由
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
imyaaka
1
すっきりしていて読みやすかった。認知科学の教養本を平行して読んでいたので重なっている部分が多くあったけれど、こっちの方がサラッと読むには良かったかな。 実際の活用例をあげてくれているので、科学的に誘導されていることに納得する部分も自分がそれに反発したい部分(心理的リアクタンス)もしっかり感じられた。2022/01/03
チタカアオイ
1
【図書館】2021/06/24
Haruki
1
視覚的要素や行動経済学的な要素を考慮した、製品や商品のデザインについて、evidence-based designを目指してデータを取りながらデザイン効果を可視化。シニアデザイン(リモコン)、ノート罫線、照明デザイン、フォント、STP(short time presentation)による商品の提示などの実例で、研究的側面とビジネス面のリンクから、ベンチャー&学問分野としての浸透度合いも垣間見える。生理学的観点のビジネス応用はおそらく欧米ではより浸透していると思われるが、日本でも当たり前になってほしい。2021/04/16
ちんどん
1
なかなか面白かった2021/03/04
みくじら
0
HCIに近しいものがあるかなと読んでみた。 モノの話が中心であまりコンピュータ関連の内容はなかったけれど、人が使うデザインについては勉強になった。2023/04/08