出版社内容情報
心理学を商品開発にどう生かすかを具体的に紹介しながら、デザインのヒントを紹介する。デザインの初心者だけでなく、中・上級者にも「デザイン心理学」の理解に興味を持ち続けてもらえるよう、オムニバス的な形式を採用した。
内容説明
シニアが欲しくなる商品、作業がはかどるノート罫線、居心地の良い店舗、生産性が上がるオフィスは、心理学を用いればデザインできる!消費者・利用者が潜在的に欲しているモノ・コトを明らかにする。
目次
第1章 「デザイン心理学」とは
第2章 デザインへのヒント―人間の特性を知る
第3章 シニア向け商品をデザインする
第4章 ノートをデザインする、文字をデザインする
第5章 空間をデザインする
第6章 色とデザイン
第7章 科学的根拠が求められる理由
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
51
人間、この不可思議なもの。理屈じゃないんだよなあ~ということも、よく耳にする。でも、理屈はあるのだ。心理的リアクタンス・・なるほど。2025/02/22
ま
28
「人に聞かずに使えるリモコン」のデザイン(ダイキンの「ラクエア」)の事例が参考になった。詳細な設定に関係するボタンは半透明の扉の中に隠しておくことで、操作が得意な人にだけそれが見える仕掛け。人間には操作を機械任せにせず自ら行いたいとする強い欲求(心理的リアクタンス)がある。強制されると反発したくなっちゃう。2025/02/08
きゅうり
5
ヘロンの感覚遮断の研究怖いな。2025/02/09
imyaaka
2
すっきりしていて読みやすかった。認知科学の教養本を平行して読んでいたので重なっている部分が多くあったけれど、こっちの方がサラッと読むには良かったかな。 実際の活用例をあげてくれているので、科学的に誘導されていることに納得する部分も自分がそれに反発したい部分(心理的リアクタンス)もしっかり感じられた。2022/01/03
チタカアオイ
2
【図書館】2021/06/24