内容説明
臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心・やり方・ペースの維持が最優先―あなたの身の回りにそんな人はいませんか?あるいは、あなた自身そういう自覚がありませんか?自閉症とアスペルガー症候群の垣根を取り払い、連続した1つの状態と捉えることで、障害の概念を根本から覆す「自閉症スペクトラム」の考え方が注目されています。10人に1人が潜在的に抱える「生きづらさ」の原因を解明するとともに、早期発見や療育、支援の方法まで、多角的に解説します。
目次
第1章 あなたも「自閉症スペクトラム」かもしれない!?(「自閉症スペクトラム」を知っていますか?;「広汎性発達障害」から「自閉症スペクトラム」へ ほか)
第2章 特徴から理解する自閉症スペクトラム(共通する特徴1:臨機応変な対人関係が苦手;共通する特徴2:「こだわり」が強い ほか)
第3章 線引きが難しい自閉症スペクトラムの境界線(障害か?それとも個性か?;自閉症スペクトラムは、どのくらいいるのか?)
第4章 自閉症スペクトラムの人をいかに支えるか(特有の発達スタイルに応じた支援;思春期より前の支援 ほか)
第5章 自分が自閉症スペクトラムかもしれないと思ったら…(しておくべきこと;自閉症スペクトラム障害の場合 ほか)
著者等紹介
本田秀夫[ホンダヒデオ]
山梨県立こころの発達総合支援センター所長。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。精神科医師、医学博士。1988年、東京大学医学部医学科を卒業。東京大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。発達障害に関する学術論文多数。英国で発行されている自閉症の学術専門誌Autismの編集委員。2011年に開設された山梨県立こころの発達総合支援センターの初代所長に就任。その他、横浜市および杉並区の教育委員会で特別支援教育関連の業務にも従事。山梨大学非常勤講師、信州大学非常勤講師、日本児童青年精神医学会代議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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