内容説明
「君、重力には手をださないほうがいいよ」若きアインシュタインは、当時の物理学会の大御所マックス・プランクからこう諭された。だが、特殊相対性理論をまとめた彼に、この助言は効かなかった。そして彼はニュートンを超えた。重力理論である「一般相対性理論」を完成させたのだ。ガリレオ、ニュートン、アインシュタインをして、物理学者はなぜ重力に惹かれるのだろう?ブラックホールから宇宙の構造形成まで、すべては“最も弱い力”重力のなせる業だ。かくいうわれわれも、地球の重力に引かれて人生を歩んでいる。あたかも、それが自然なことのように。だが、重力ほど謎に満ちた力はない。ブライアン・クレッグがこの謎に迫る。重力の謎に挑んだ人類の歴史がここにある。
目次
昇るもの
自然のなりゆき
重力への道
それでも地球は動く
不思議な遠隔力
歪む宇宙
アインシュタインの偉業
四つのうちの一つ
量子の世界へ
粒子と波
重力は遮断できるか
重力への賛歌
著者等紹介
クレッグ,ブライアン[クレッグ,ブライアン][Clegg,Brian]
イギリス在住のサイエンスライター。ケンブリッジ大学で物理学の学位を取得。数多くの雑誌にコラムやレビュー記事を投稿している
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年、北海道生まれ。専門は、銀河天文学。理学博士。東北大学大学院理学研究科天文学専攻博士課程を修了。東京大学東京天文台助手などを経て2006年から愛媛大学大学院理工学研究科教授に就任。現在、愛媛大学宇宙進化研究センター所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
おおにし
ケニオミ
koz
ピエール
-
- 洋書
- HARD BARGAIN