- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > GA文庫
内容説明
失踪した家族が残した莫大な借金のため、高校生の槇那一兎が呼び出されたのは、超巨大財閥が支配する最先端都市・弓弦羽市。一兎が、そこで見たのは、稲妻を操って暴れる戦国武将・立花道雪。そして、荒ぶる雷神に、異能の力で戦いを挑む少女たちだった。ここは過去から蘇る偉人=怪偉人と、名高き英雄の能力を受け継いだ美少女たち=伏滅機関IXAが、日夜、激しい戦いを繰り広げる街。唸る道雪の電撃。迎え撃つは柳生十兵衛の剣、ワイアット・アープの銃。そして卑弥呼の後継者たる大財閥のお嬢様・伏姫咲耶花の所有物になってしまった一兎の秘密とは?超歴史バトル×ラブコメ、開幕。
著者等紹介
大樹連司[オオキレンジ]
1982年生まれの茨城県出身。文筆業。主に、ライトノベルで活躍。また、ゲームのシナリオも執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
18
あとがきで著者が書いているように魔界転生ネタでこのバリエーションには傑作が多いのでハードルが上がってしまう。その点独自の設定やシチュエーション作りがあってよくある亜流には陥ってはいない。しかしもう少し落ち着いた筆致で書いてくれないものか。勢いで突っ切ろうという戦略もわかるが過剰なパロディ等詰め込みすぎで悪い意味でごった煮になっていて地に足が着いた感がないし、かなり読みにくい。意気込みは大いに買うのだが。2012/06/19
彩雲
11
魔界転生リスペクト系作品。偉人の力を宿した大財閥関係の少女たち《IXA》が現代に蘇った偉人《怪偉人》(なぜか超常の力を持ち、暴走する)と戦う話。主人公は《剣》と呼ばれる特殊な存在でIXAの少女と擬似SEXをする事で彼女たちをパワーアップさせ、その武器ともなる。基本面白いのだけど、微妙にひっかかるものがあり素直に面白いと言い切れない気分がある。まずメインヒロインが幼稚過ぎる。自分の理不尽さを自覚している点は好感が持てるが、その感情を全く制御できない等リーダーとしてはゴミ以下の無能。道雪を敵としたのは渋い。2012/09/18
1_k
11
大樹先生、趣味全開でめっちゃノリノリで書いてはりますね。後書きにもある通り、ありがちな方向性の作品ですが、ネタの選定が渋い。戸次鑑連とかオーウェルとかは、普通はラノベでは選ばないw 毎度ながら私の感性とは完全に一致して非常に楽しませて頂きましたが。難点を上げれば、メインヒロインが人を選ぶこと(私は好きですが)、造りとしてはMP以降がやや緻密さに欠け強引気味な点くらいでしょうか。あ、何よりも特定層狙い撃ちな作風が、大衆けというかライト層受けはまず期待できないあたり最大の長所にして欠点ですかね。2012/06/11
シュエパイ
11
始まりはすれ違いから、っと。剣に変身する(?)力を宿した少年と、それを振るう力を宿した少女たちの物語。あぁ、途中でアッサリ死んだといわれたときには、少し目の前が暗くなったけど、あれだったよ・・・!よかったよ!それにしても悪党たち、なんでそんなにスーパーロボット対戦っぽいんだよぅ(笑)何所の鋼鉄ジーグだよ!とか叫びながら楽しげに読んでいました。、2012/06/04
ゴローさん
8
昔の偉人達が現世に蘇る……しかし名前が怪偉人ってWWWヒロイン達もそれぞれが自身に宿った偉人の力で戦うと言うのも良いですね。一兎も肩幅がちょっと気になる以外はメイド姿が似合ってて困る。咲耶花との同調シーンの表現がいちいちエロくてけしからん!!(誉め言葉)終盤の立花道雪が語った目的や武士の志が滅茶苦茶格好良かったです。終始ダメっ娘メイドだったちよこも次回から道雪の力を借りて戦力として迎えられる様で非常に楽しみです。しかしまさか一兎の育ての親であるじいさんの正体が……っ!2012/10/09