内容説明
夫の不倫が原因で離婚したテレサ。新聞のコラムニストをしながらひとり息子を育てている。ある夏の早朝、友人に誘われて訪れた浜辺で、流れ着いた手紙入りの瓶を発見する。中にあったのは、ギャレットという男性が亡き妻へ宛てた愛の手紙。その一途な想いに胸を打ちれたテレサは、この男性を探してみようと思い立つ。やがてギャレットは過去を忘れられぬまま、テレサに心惹かれていくが…。全世界を感動の渦に巻き込んだ、不滅のラブストーリー。
著者等紹介
スパークス,ニコラス[スパークス,ニコラス][Sparks,Nicholas]
ネブラスカ州オマハ生まれ。大学を卒業後、さまざまな職業を経験。1996年に『きみに読む物語』を発表すると、全米で600万部を超す大ベストセラーとなり、一躍人気作家の仲間入りを果たす
大野晶子[オオノアキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやめ
4
海に流した「手紙」から物語は始まります。読書メーターでの登録数の少なさに驚きました。もっと広く知られている話かと思っていたので…。「きみに読む物語」の作者です。話自体が美しく、映像が心に浮かびます。異国の物語の世界にしっかりと引き込ませてくれる、外国物の長編の王道のような純愛小説です。携帯やメールなど便利なものはないけれど、その面倒さや手間ひまをかけるってことが、味があって良いと思う。読書は自分にとって、色々な世界を疑似体験させてくれるものだと再確認しました。2012/09/23
ワイルドストロベリー
3
最愛の人が亡くなった後新しく愛する人が現れて罪悪感にさいなまれるギャレットの気持ち解る気がする。こんなに愛し合っていてもうまくいかない。せつない大人のラブストーリー。ごんな終わり方って・・・。今まで読んだニコラススパークスの中で一番。2013/01/31
PLAY HR
2
もうこの世に存在しない相手を愛し続ける男(ギャレット)と、その愛に惹かれた女(テレサ)の話です。二度と会えない相手への愛。一生想い続けて、思い出と共に孤独に生きるのか。過去を手放して、新しい愛に生きるのか。苦しく切ないけど、とても素敵な愛の物語でした。2012/10/24
ヴェチョ
1
職場の人の勧めで。 過去は色眼鏡で見てる分どうしてもな~引きずるわ。 しかし此処まで自分の事について調べてくれる、惹かれてくれる人が突然出てきてしかもその人が大胆ならこうなるのもわかる。 ラストはなんで・・・?2016/03/04
bctfh
1
映画「メッセージ・イン・ア・ボトル」が良かったので、原作を読んでみたのですが、映画の方が秀逸かと・・・微妙に物語の地域が異なっていたり、脚本が良かったのだと思うけど、俳優人も素晴しかったから映画に軍配が上がってしまいます。