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内容説明
彼女の名前は雛村灰奈。この法治国家日本では死刑確定の大犯罪者。泣く子も殺す殺人鬼、それが僕の愛する恋人だ。そんな僕たちは『自殺屋ヨミジ』と名乗る不思議な男に誘われて、森深くの洋館に集められた。「つまり、これはオフ会なんですよ。殺人鬼オフ」灰奈を含む六組七人の殺人鬼たちが一同に会し、世にも危険なカーニバルが始まる。殺人鬼でもない僕が生き残れるかどうかなんて重要じゃない。僕はただ灰奈を幸せにする。絶対に―。ところで、殺人鬼ども。最初の一人のこと、覚えてるか。
著者等紹介
望公太[ノゾミコウタ]
ライトノベル作家。1989年、福島県生まれ。『HAPPY DEATH DAY』で第3回GA文庫大賞“優秀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王蠱
18
生存。不快の排除。快楽。世界平和。仕事。愛。それぞれの理由で殺す殺人鬼たちの宴。「異常」こそが「日常」である彼らによって全ての「当たり前」が歪み、捻じれ、壊れ尽くしもはや異常とすら認識できないような愉快で異質な地獄の宴。なのにここまで引き込ませ読ませられたのは、それぞれの殺人鬼が決して揺るがない確固たるものを持っていたからだろうか。狂気とほんの僅かの正気を合わせ抱く主人公の最後のセリフはなにか破滅の引き金のように感じた。そしてヨミジはやっぱりカッコかわいいなコンチクショーめ!!2013/01/22
ツバサ
8
微妙だったなー。シドがいないとダメですな。何かなー、物足りないね。由に魅力が無いのがいけない。2017/01/16
晦夢
8
かなりサイコな内容になってた。殺人鬼たちが集められた屋敷で起こる殺人。そりゃ怒りますよねっw 様々な殺人鬼がいたが、個人的には玖類さんが好きかな、あとはドリアンとサイレントも。正直主人公が1番クソだと思ったが、まあそんなもんだろう。中途半端だしね。2014/12/20
椎名
7
主人公が変わっての二巻、面白かった。殺人鬼オフの中で、ただの人間がどう動くか、ありきたりで無難な言葉ですが一番怖いのは人間ですねと。やはり一番の見所は灰奈と由の関係で、最後の最後に二人の馴れ初めが明かされる訳だがここに魅力を感じるかどうかで評価が変わりそう。一巻同様、綺麗なオチでした。2017/02/08
紅羽
7
主人公が不自由くんになり、殺人鬼たちのオフ会という事で、一巻とはやや印象が変わった二巻。七人の殺人鬼たちが会し、殺戮のカーニバルが始まる。ミステリのような展開で犯人を推理しつつも、後半は主人公の愛憎の行方が気になり一気に読みました。でも読了しても何か腑に落ちないような…。2015/11/28